74 ソムリエール | にゃおのブログ

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今回紹介するのは ソムリエール



 原作:城アラキ、作画:松井勝法、監修:堀賢一による漫画作品。『ビジネスジャンプ』(集英社)にて、2006年から2011年まで連載され、同誌の休刊後に同社の『グランドジャンプ』において2012年まで連載。
 単行本は全21巻が刊行。
 ワインに関する歴史や知識、ワインの飲み方、接し方などかなり詳しく描かれている。
 ソムリエールとは、フランス語で、ソムリエの女性形。

ストーリー
 両親を無くし、施設で育った主人公(樹カナ)は、ワインの本場フランスの大学の醸造科を卒業した。その後、施設でワイン造りをしていたが、日本でソムリエールとして働くこととなる。
 ワインに関する情熱や知識は十分に持っている主人公だったが、それを飲む客を見えていないと指摘されるなど、レストランや、ワインバーで働きながら、周囲の人と共に成長していく物語。

について
 人物画や登場するワインなどに関する絵はとても綺麗で、分かり易い。
 背景は店内などが多いので、そんなに代り映えしないかもしれないが、テーブルや窓なども細かに書かれていることもあって、綺麗な印象を受ける。
人物においても、人それぞれに特徴があり、読んでいても分かり易い。
 

文字について
 ワインに関する話や、解説が多く含まれているので、文字数としては、結構な量がある。
ワインに関する部分は斜め読みしても良いが、せっかくワインがテーマの漫画を読んでいるので、是非とも読んで欲しい。
 単行本の最後には、ワインに関するコラムなどもあって、ワインに興味を持っている人なら、じっくりと読める作品となるだろう。


個人的には、

 


 ストーリー  :★★★★☆
   絵      :★★★★☆
 読みやすさ :★★★★☆
 ハマリ度    :★★★★☆
 ワインの知識:★★★★★


   総合   :★★★★☆


こんな感じかな。

 ワインに興味が出てきて、ちょっと読んでみようかなって思った人には、特に面白く読めると思う。
 もっとも、ワインに関する蘊蓄を披露するために読むのではなく、興味を持っている人になるほどと思わせる作品であると思うので、人に披露したいのであれば、参考書などを勧めたい。