そんな風に言われるベースの音を鳴らしてみたいものだ。
若い時の向う見ずな音ではなくて、しっかりと見据えた音。
60歳、70歳になっても続く限りなき探求かもしれないが、で
も今からでも追いかけてみたいものだ。
先日の大晦日~元旦にかけてのセッションを振り返るって
そんなことを考えた。
「これでいいのか」を常に問いかけつつも、表現はきっぱり
としている。そんな音なら、みんなに安心してもらえるので
はないか。
4ビートの伴奏は時間との戦いだともいえるかもしれない。
出す音に少しでも迷いが生じると、途端にスイング感は失
われてバンドは崩壊する。みんなをが間違いなく支えられ
続ける音は、「ルート」である。でも快適なアンサンブルに
するために「パッシングノート」を加えたり、「リズムノート」
を入れたり「メロディノート」を弾いたり、ちょっと強めに出
たり・・・。それらを一瞬一瞬の状況や流れを聴き感じとっ
て音につむぐ。怯んだ途端にメンバーからにらまれ、気遣
われ音楽以外に集中力を持っていかれることになる。
このセッションは一期一会、最初で最後のアンサンブル!
と思い、お互いに邁進するだけ。
仕事も、人生も一緒だ。
後悔は迷いの産物であることが多かった気がする。
だとしたら・・「怯まずに邁進する」だけ。
2011年はこれを常に心がけたい。