伐倒と薪作り
3月に入って春らしい日も増えて来ましたが、雪が降ったり、寒い日もあったりします。風が強く吹く春の嵐の日もあったりしました。
この時期の湿気を多く含んだ雪や強風で職場の大きな樹の枝が折れたり、樹自体が傾いたりしていました。それから開場から50年以上経っていて、開場当時に植え付けた木が大きく成長し過ぎて肝心のコースの状態を悪くしているということもあって、3月に入ってからはそういう樹を伐倒する事が多くなり2週間で50本以上の樹を処理しました。大体は根元近くの直径が30cmまでなんですが、大きいもので直径70cmの枯れたモミ(高さは25m位ありました!)や直径50cmのヒバなんかもありました。
以下の写真がそのヒバです。
中央から左右に2本ヒバがあり、これを伐倒しました。
処理後です(ケヤキの枝にヒバの枝が残ってますが、ほぼ思う方向に倒せて、伐倒予定外の樹には傷を付けずに出来ました)。
バーの長さが50cmの60ccチェーンソーを使ってお客さんが居なくなった後にやりました。
この周りのケヤキ(直径20-30cm)も10本程度処理して、随分と見晴らしが良くなり風通しも改善されました。
他にもネズミサシ(ネズ)、マテバシイ、アカマツ、アカシデなども切りました。
専門の業者も入って去年の秋口から200本以上伐採しており、その一部は薪ストーブ用の薪にする為にもらってます。
仕事場の片隅にそれらの木を運んで来て、休憩時間や休みの日に来てせっせと薪作りをやってます。家の近所にも原木&薪置き場を借りて置いていて、今後5シーズン位の薪は確保してます(笑)。
色んな樹が手に入るので、薪の作りやすさ(斧での割りやすさ)や燃える様子(炎の色や火持ち)を木の種類によって見ようとしてます。
左からコナラ、ツゲ、ヤマモミジ、アカシデの薪です。コナラとアカシデは燃やしたことがあり、良い薪です。アカシデは繊維が真っ直ぐで斧で割るのが楽しいです。だから最近は伐採したアカシデの良い部分だけもらって、アカシデの薪を量産してます。既に1トン位は作りました(笑)。
私が休みの時にも同僚の人が気を利かせて、太い樹を伐倒したら良い部分だけこの場所に持って来てくれてます。ただ、モミやらの針葉樹も置かれてしまって大変なことになってます(針葉樹も薪として使えなくはないんですが、広葉樹の方が相対的に良い薪で、それらが手に入るので針葉樹は一切薪として使っていません)。
まだまだ薪にする原木はあるので、5月連休頃までは薪作りは続きます。
おわり
日本桜草の芽
ここ2日、台風のような風が吹いていて、職場内では赤松などの木木が折れてその片付けや散らかった落ち葉などの清掃がやることの大半になってます。植木の大幅な刈り込みも同時にやっていて、刈り込みで出た大量の枝葉の片付けも強風の中では重労働です。かさばるので2トントラックに20杯位は出て、運びました。
風が強く吹く前の26日早朝の風景
遠くの山は雪がうっすら被っていて、この日の早朝はバンカーを均すのが仕事でしたが、手足の先が冷たくなって寒かったです。
先日記事をupしてから数日ですが、寒い中山野草の芽が大分確認出来始めました。
ヤマシャクヤク(黄花)
黄花と言ってもまあ普通の白花です。
小さい株(実生2-3年で花は咲きません)は早く芽が伸び始めます。
こちらは親株で実生10年以上。
芽はまだ伸びる感じはないです。
今年は3輪咲くかな?
ここからは日本桜草の野生種の芽生え
横川不動滝(栃木県日光市産)
太田白(群馬県太田市産の白花)
中瀬紅(埼玉県深谷市産)
黒磯根室温泉(栃木県産)
他にも10鉢位あります。日本桜草は割に愛好家が居て、1-2月に植え替え&株分け&植え付けをするので余剰株がオークションに出品されて買う事が出来ます。数年前に八ヶ岳産を購入して栽培してみて、簡単に生育させることが出来るので野生種を少しずつ集めてます。
埼玉に戻って来た時に枯れてしまったセツブンソウも実生からやり直してました(笑)。秩父市産の種を20程撒いて2年目です。1年目は1枚葉で2年目以降に本来の形の葉っぱが出ます。上手く育てると3年目に花が咲きますが、肥料控えめ栽培なので実生4-5年目に花が咲くと思います。夏の暑さで球根が腐らなければ良いのですが、、、
この前、千重咲きの花の親株(親馬F1白3Bと言われている)です。この花を自家受粉させて出来た種を撒くと10株に1株(多分この位の確率だったと思う)は千重咲きが咲きます。
前回の記事でも写真を見せた上記を親株とする千重咲きの花。
この2株も子株です。多くは標準花(雄蕊と雌蕊のある花)となります。普通は廃棄する人が多いんですが、何となく残して育ててしまいます(笑)。
別の千重咲きの品種(夕鶴)です。これは確か自然状態で見つかった品種だったと思いますが、花が小さくて(肥培の問題?)大きく咲かせたことがありません。肥料をあげても芽数ばかり増えて株1つ1つが大きくならないです。
“月影”
好きな花なんですが、大株仕立てにしようとして、腐らせてダメになりそうだったので、昨秋に5つに株分けしました。そのうち2株は腐りで枯れましたが、3株は残ってます。1株で30以上花が付いている大株仕立てに再挑戦します。
前記事の“鉄心”の咲いた様子です。大株になってきて、沢山の花が上がってくると迫力があります。これは花形が今一つで花びらが乱れる所が無くなれば、綺麗な濃赤紫の花なんですが、、、
最後はギョウジャニンニクの芽生え。
まだ採って食べたことないですが、実生10年以上でそれなりに増えて、花を付ける株もあります。他の山野草の虫除けみたいになってます(笑)。
おわり
最近の庭- 2/21
ここんところ寒暖の差が激しく何だか調子が今ひとつで仕事は休まず行ってますが、それ以外はほぼ何も出来ていません。
山野草の植え替えや(次の次のシーズン用の)薪仕事も滞り気味、、、
まあ日も長くなってお天道様も元気になり始めたので心持ちから上向かせたいと思ってます。
ようやく山野草も動き始めたので、紹介します。
どれもちっさい花ですが、個人的には園芸品種の大きな花より好きなんで育ててます。
バイカオウレンの大鉢
花数はそれなりですが、冬の管理がイマイチ。葉が枯れていて見苦しい、、、
オオゴカヨウオウレン(屋久島固有種)
3株買って、1株のみ生き残って、辛うじて枯れずに3シーズン目に突入。バイカオウレンより家の環境に適応してないのか大きくなってません。バイカオウレンは匍匐枝(地面スレスレを横に伸びる枝)を出して増えていきますが、オオゴカヨウオウレンは匍匐枝を出さないらしい。だから増えが悪く見えるのかも。
バイカオウレン(山梨県産)
まだ子株ですが、大鉢に大株仕立てにしたいと思ってます。7年計画です(笑)。
ユキワリイチゲ(愛媛県産)
葉っぱ量に対して花の数が少ないかも。この仲間は鉢に根茎がいっぱいにならないと花を付けないようで、育てる手間はそれ程かかりませんが、この特性を知らないとどんどん植え替え時に株分けのために鉢ばかり増やして花が見れないという事になります(経験談)。
ユキワリイチゲ(京都産)
愛媛県産と京都産で花色など大きな違いがある訳でもありません。葉っぱの切れ込み具合が違ってますが、、、
個人的に違う地域の物を集めたいと思っているからあるだけです。多分、普通の人からすると、同じ植物の鉢が何でこんなにあるの?っていう庭です。本人的にはとても満足(笑)。
ステゴビル
ニラをショボくしたような(言葉の選択が悪いですね。“上品で落ち着いた”って書いた方がいいか、、、)花が咲きます。比較的珍しい山野草です。種子をオークションで買ってちょっとずつ増えてます。
キクザキイチゲ
鉢全面から芽が出て来る筈なんですが、、、黒いのは富士山の火山礫(富士砂)です。きのこ採りに行ってますが、火山礫は採取してません(多分採取は違法)。売ってるのを買ってます。
青軸(白花)のイワシャジン
花付きは悪かったですが、株自体は元気なようで5本程芽が出て来ました。
普通の(紫花)イワシャジン
ピントがコケに合ってしまってますね。老眼が酷くなり、スマホ画面で撮った写真をよく確認しないとこんな写真を撮ってしまいます。
ここから雪割草の花
有名な交配の雑種第一代(F1)の自家(セルフ)交配より出て来た千重咲きの花。
昨年より2週間は早く咲き始めました。
夏の管理失敗(水切れによる葉枯れ)の一鉢。
単純に水やりをやればいいという話ではないのでこうなってしまいます。夜の気温が25℃以下にならないと気温が下がる夕方以降に水をやっても鉢内が蒸れて根や株の付け根が腐るのです。ちなみに水は鉢内をスーっと通る程ゴロゴロした用土を使用してます。昨夏は随分とダメにし、大切にしていたお気に入りの大株も含まれています(涙)。
水切れはしたけど、何とか復活して花を付けてくれてます。
鉄心(濃赤紫色の有名標準花)
この株は状態の良い方です。葉っぱの辺縁部が紫色なのは寒さで痛んだ状態です。冬に日本海側のように雪が積もる所では葉っぱも雪の水分で良い状態が保たれますが、関東平野のからっ風が吹く地域では乾燥した寒風で葉が痛みます。20本位は花が上がって来ると思います。
昨年蒔いた雪割草の種が発芽し始めました。発芽自体しないものもあると思いますが、数年後の花を楽しみに育てます。ほとんどがセルフ交配ですが、これらは選抜用で、一部は新しい花作出用交配種があります。まあ新しい花作出用よりここ数シーズンは酷暑の夏をどう乗り切るかの方が課題なんで交配は以前より熱心にはしてません。
お正月に食べたチーズ(モンドール)が冷蔵庫でカピカピになっていたんで、薪ストーブの上でフランスパンと共に焼いて、チーズフォンデュみたいにして食べました。最近食べた中ではピカイチの味でした。左上の鍋は文旦ピールの作り途中です。
完成された2シーズン先に使う薪
これで軽トラ3台分(約1トン)で24時間燃やして2ヶ月弱持つかな。家は11月から翌年の4月まで24時間付けっぱなしなんで大体3トン位必要です。原木は確保してあるので3日位頑張れば残り2トン分は準備出来ると思います。痛い思いをしながら(笑)、仕事でもチェーンソーをかなり使うようになってソーチェンのメンテナンスを含め以前より使えるようになったので薪作りも時間がかからなくなってます。
おわり
寒ヒラタケ
仕事場では年明け立て続けにイノシシが括り罠にかかり、狩猟免許持ちの上司は大忙し
1/11の獲物
1/6にも同じ場所で同サイズのメスがかかりました。
前回頂いた時に肋骨の部分をリクエストしたら今回くれました。
早速、スペアリブをシンプルに味わうために、切り分けて塩・胡椒・乾燥ハーブミックスを振りかけ、オーブンで焼きました。
見事なスペアリブ、脂も適度にあって完璧!
立派な夕食のメインになり、家族4人のお腹に収まりました(笑)。味はもちろん良かったです。
前回の記事でモグラを駆除していることを書きましたが、その後至る所で出没。
さらに連戦連敗で2ヶ所に至っては5連敗(トラップに5回連続土を詰められる)!!!
2番ホールのグリーン横バンカーの更に外側はひどい状態。
ここはついに6連敗を喫して現在、最大の駆除対象場所に指定してます。
もう1ヶ所の5連敗の場所(18番ホールグリーン脇)は何とか駆除出来ました!
他に4ヶ所トラップを設置して駆除を試みてます。知恵比べはまだまだ続きます。
最後は庭の山野草の花、バイカオウレン。
寒さが厳しいこの時期から咲き始めます。
株分けや実生で増やしたもの
こちらは大株でそれなりの花数がそのうち見られるはず。
2020年2月4日
約4年前の上の3鉢の大株の左下の株です。実家(兵庫県姫路市)の方が環境が合っていたのかこちら(埼玉県)に帰ってきてから花付きがイマイチです。冬越しが問題で寒風に晒し過ぎで葉がボロボロになってしまうのが原因と考えてます。
おわり
出遅れナラタケ- 12/20収穫
12月に入っても最高気温が20℃を超える日があり、今週に入ってようやく本来の寒さが到来。
ところが、ふと職場のコナラの切り株を見たところ
今頃ナラタケが1株出てた!
この樹はナラタケモドキの菌糸がまわっていて9月終わりに大量に出てたんですが、ナラタケ菌も一部に細々と入っていたらしい。
9/28撮影
5m程離れたもう少し朽ちてない枯れ切り株は確実にナラタケ菌がまわっているんですが、こちらには出てなかった!
今年のその樹の流れナラタケを発見した時の様子(2023年11月6日)
同じ樹の去年の流れナラタケを発見した時の様子(2022年11月10日)
2年連続で採り逃しているんで来年は良い感じのものを是非に採りたい。
おまけ
職場で猛威をふるう獣
コースの脇なんでかろうじてお客さんの迷惑にはなってませんが、狩猟免許を持つ上司が箱罠、括り罠を何ヶ所かにかけてます。
雨上がりや気温が急激に下がった時などに掛かることが多いんですが、、、
最近大物が2頭連続で、、、
80kg級メス。
50kg級メス。
お裾分けがあり、我が家の食卓に
それはもう見事な肉質で焼肉で半分(2kg)消費。
残りは冷蔵庫(チルド)で熟成中です。
私はというと別の迷惑な動物の駆除を、、、
冬になるとやたらと目立つようになり、コース内に進出して来たものは駆除対象になります。
今週からトラップを仕掛け、3日後に1匹駆除出来ました!
3ヶ所仕掛けて、1勝2敗。
2敗はトラップがバレて土を詰められてました。
トラップをどこに、どう掛けるかが重要で、土詰めをやられたり、迂回路を作られるのは、どう掛けるかが問題ということになります。まあ知恵比べで、昨年は3割位の確率で捕れましたが、今年はもう少し確率を上げたいです(目標5割)。
現在8ヶ所位掛けたい場所があって、そのうち5ヶ所に掛けてます。おそらく全て捕れれば4匹(2ヶ所は同じ個体が利用している場所だと思っているので1匹しか捕れない)です。トラップを掛けてない場所は掛ける場所の選定(どこに)が出来ていないです。
夕方の17番ホール(11/27)
道沿いの並木はモミジバフウでその奥はメタセコイアの紅葉。
整備された人工的な緑と自然の混在するなかなか良い風景です。独り占め出来るのが良いですね。
でもそれを維持する側は意外に大変。最近は1日落ち葉掻きが仕事の日が多く、埃まみれになります。なんせ量が半端じゃないし、冬の強い風が吹くと仕事が台無しになることも、、、紅葉するまではいいんですが、その後は地獄(笑)。1月下旬まで続きます。
おわり