「らぽーる」日誌

「らぽーる」日誌

離婚と親子の相談室「らぽーる」の日々を綴ります。

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新年を迎えて10日になろうとしています。
今年は毎日の日記を、英語でつけることにしました。
日本語だと、ダラダラと書いてしまうことも、英語だと一行で収まります。
そのため、自分のやりたいことや、今の気持ちが明確になっている感じです。

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一年後には、どんな成果と、どんな自分になっているのか楽しみです。
今年一年も、皆様どうぞよろしくお願い致します。(HK)
平成28年が幕を開けました。
今年のお正月はお天気も良く、穏やかでしたね。

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写真は、2日、新幹線の中から見えた富士山です。「一富士二鷹三茄子」と言いますが、初夢も普段の夢も、熟睡しているためか、見ない(見ないか、もしくは見ていても全く覚えていない)もので、本物の富士山がこんなにきれいに見えると、ついありがたい気持ちになりました。

「らぽーる」は、年末年始の休み明けより忙しくしております。…ということは、穏やかだったお正月の気候とは裏腹に、お正月早々揉めたり、悲しい思いをされた方や不安な思いをされたお子さん方も少なからずいらっしゃるということですね… 何とも切ないことです。

夫婦、親子、家族が笑顔で過ごせる一年でありますように。(鈴木)
12月4日のブログに、「まずは『らぽーる』相談室の存在とサービス内容を知っていただこう」キャラバン(と銘打って)を実施している旨を書きました。
その一環で、12月9日に千葉県柏市役所を訪れました。
地元の当事者のご熱心な活動のおかげで、市役所の市民課ではすでにリーフレットをご覧いただきご検討いただいておりました。そうしたところ数日前に、離婚届用紙等一式に挟み込むかたちで配布頂けるとお返事をいただき、早速相当数のリーフレットの納品方々、ご挨拶と詳細打合せに伺った次第です。
市民課のご担当者様のお話ですと、柏市内で去年受け付けた離婚件数は672件だったそうです。用紙を取りに来られても思いとどまっておられる方や、柏市に用紙を取りに来られても柏市以外で提出される方もいらっしゃるでしょう(その逆もあるでしょう)、ということで700枚程度用意することになりました。
そして、リーフレットは名刺サイズで小さいので、するりと落ちてしまわないように、また、整理しやすいように、離婚届用紙等の書式一式を収めるクリアファイルもトライアルでお使いいただくことを提案したところ、「すっごく助かります。じゃあこれは、お子さんがいらっしゃるご夫婦を確認してお渡しします」と大変喜んでいただきました。
柏市役所の市民課では即日、市内12か所の出張所は年明けより使用開始いただけるとのことです。
また、こども福祉課も訪問し、カウンターにリーフレットの設置をお願いしたところ、4つあるブースそれぞれに置いていただけることになりました。
その後は、地元の方々と、市議会議員の3つの政党の先生方をお訪ねして、報告と現状の問題点や、子どもに及ぼす影響などについてお話させていただきました。
柏市の離婚届用紙とともにリーフレットをお渡しいただける取組みは画期的で、この成功事例をご紹介することで、次の成功につながるというものでしょう。
でも物事が順調な時こそ、地に足の着いた活動と、困っておられる相談者に寄り添って、一つひとつ、確実なお仕事をしていきたいと思います。(鈴木)
先日の12月10日(木)に第6回事例勉強会を行いました。今回の事例勉強会は相談事例に基づき、有識者の方々から、たくさんのご意見を頂き、今まで以上に深い内容の事例勉強会でした。
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通常の事例勉強会後には、いつもと変わった視点で、立食&ワイン勉強会兼忘年会を行いました。

ワインは、ワイン発祥の地グルジアでワインづくりに取り組んでおられる、H&Nワインジャパン株式会社 代表取締役 本間真理子様が、美味しいワインを差し入れてくださいました!本間様、いろいろな種類のおいしいワインをありがとうございます。

美味しいお料理は、リザルツ代表白須からの差し入れ。いつも心温まる配慮ありがとうございます。
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そこここで、机上だけでは築き得ない"確固たる信頼関係"が生まれたり、"フロンティアとしての仲間意識"が強まったりしたに違いありません。(Hk)
第2回親教育プログラムを開催しました。サブタイトルは、充実した面会交流のためにです。
実際に監護親をお呼びし、監護親としての立場での、面会交流のタブーのお話しもしてもらいました。

合間には、子どもを中心に考えた離婚のビデオ上映。子どもを中心として考える離婚への振る舞いは、大人として一人の人間として、とても美しく感動します。

高葛藤の場合の面会交流の対応方法は、棚瀬一代先生のブログから抜粋。
http://tanase-therapy.com/blog/%e9%9d%a2%e4%bc%9a%e4%ba%a4%e6%b5%81%e3%82%92%e6%88%90%e5%8a%9f%e3%81%95%e3%81%9b%e3%82%8b%e7%a7%98%e8%a8%a3%e2%80%95%e3%83%91%e3%83%a9%e3%83%ac%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%83%9a%e3%82%a2%e3%83%ac%e3%83%b3/

最後のページの【人生にらぽーるを】【WishList】は、親としての思いが綴られた心温まるメッセージです。
当たり前のことが、当たり前になる社会になりますように。
そんな願いを込めて、第2回親教育プログラムを行いました。
(HK)

12月4日のブログに、「まずは『らぽーる』相談室の存在とサービス内容を知っていただこう」キャラバン(と銘打って)を実施している旨を書きました。
その一環で、12月9日に千葉県柏市役所を訪れました。
地元の当事者のご熱心な活動のおかげで、市役所の市民課ではすでにリーフレットをご覧いただきご検討いただいておりました。そうしたところ数日前に、離婚届用紙等一式に挟み込むかたちで配布頂けるとお返事をいただき、早速相当数のリーフレットの納品方々、ご挨拶と詳細打合せに伺った次第です。
市民課のご担当者様のお話ですと、柏市内で去年受け付けた離婚件数は672件だったそうです。用紙を取りに来られても思いとどまっておられる方や、柏市に用紙を取りに来られても柏市以外で提出される方もいらっしゃるでしょう(その逆もあるでしょう)、ということで700枚程度用意することになりました。
そして、リーフレットは名刺サイズで小さいので、するりと落ちてしまわないように、また、整理しやすいように、離婚届用紙等の書式一式を収めるクリアファイルもトライアルでお使いいただくことを提案したところ、「すっごく助かります。じゃあこれは、お子さんがいらっしゃるご夫婦を確認してお渡しします」と大変喜んでいただきました。
柏市役所の市民課では即日、市内12か所の出張所は年明けより使用開始いただけるとのことです。
また、こども福祉課も訪問し、カウンターにリーフレットの設置をお願いしたところ、4つあるブースそれぞれに置いていただけることになりました。
その後は、地元の方々と、市議会議員の3つの政党の先生方をお訪ねして、報告と現状の問題点や、子どもに及ぼす影響などについてお話させていただきました。
柏市の離婚届用紙とともにリーフレットをお渡しいただける取組みは画期的で、この成功事例をご紹介することで、次の成功につながるというものでしょう。
でも物事が順調な時こそ、地に足の着いた活動と、困っておられる相談者に寄り添って、一つひとつ、確実なお仕事をしていきたいと思います。(鈴木)

11月の第4木曜日は感謝祭(サンクスギビング デイ)で、アメリカのナショナルホリデーの一つです。今年は11月26日ですね。
この感謝祭の起源は、17世紀のアメリカのネイティブアメリカンとピルグリムの間のエピソードが定説となっています。
1620年9月、ピルグリムを乗せたメイフラワー号はイギリスを出発し、2ヵ月間の苦しい航海を経てアメリカ東海岸に到着しますが、新天地で彼らを待っていたのは厳しい冬でした。寒さと飢えで、最初の冬を越す間に多くの仲間を失ったそうです。
そんな彼らを救ったのが先住民のネイティブアメリカンだったというのです。彼らの知恵のお陰でピルグリムたちは次の冬を充分越せるだけの収穫を得ることができたとのことです。
ピルグリムたちは、ネイティブアメリカンに感謝を捧げるため、彼らを招待して祝宴を開きました。そのテーブルには七面鳥や野菜が並べられ、感謝の祈りが捧げられました。そしてネイティブアメリカンとピルグリムたちは手を取り合って歌ったり踊ったりして一層友好を深めたというエピソードです。
(だから今でも、アメリカの各家庭ではサンクスギビングデイにはローストターキーを焼きます。私はもち米を詰めて焼いていました。)
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このエピソードから思うのは、人種や信仰の枠にとらわれず、困っている人を助けたいという純粋な気持ちはやはり美しいということと、助けてもらったことに感謝する心を忘れてはならないということです。
「離婚と親子の相談室 らぽーる」を運営していくにあたっても、その両者の気持ちを忘れずにいたいと思います。(鈴木)
11月25日(水)、19時から、第5回事例勉強会が開催されました。
「らぽーる」の協力弁護士の先生方や面会交流支援者、有識者、関係者などが参加して、毎回熱い議論を繰り広げるこの勉強会も、7月から行っておりますので、今月で第5回です。
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毎回話し合いたい事案がたくさんで、時間延長したり、解散した後もお部屋に残りお話されたりしています。

相談員の方々も慣れてこられましたし、厚生労働省に提出した「事業計画書」にも「啓蒙活動」をあげていますので、そろそろ外に出て啓蒙することと、勉強会に参加される専門家、有識者を増やす活動をしたいと思います。
ん?そうすると、勉強会での議論が白熱して、どこかのテレビ番組のように、朝まで…なんてことにならないように気を付けます。(鈴木)
10月に開業した「離婚と親子の相談室 らぽーる」も、早いもので2か月が経過しました。
11月は10月に比べて相談件数がやや減少傾向にあったため、「まずは当相談室の存在とサービス内容を知っていただこう」キャラバンを(銘打って)実施しています。
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11月29日(日)は京都の立命館大学の二宮周平先生(左上)主催の「面会交流支援団体フォーラム2015」に参加させていただきました。全国廿浦浦から、面会交流を支援している14団体が集結し、経験交流を行いました。
いろいろな苦労話が出ていましたが、「帯広おやこ面会交流の会 しおんの会」の発表で、大雪の翌日の面会交流の付き添い時、子どもは雪遊びで体も温まって機嫌よく遊んでいたが、じっと見ているだけの年配の付添人は寒くて凍えて遭難しそうだったとか、ご当地ならではのエピソードに感動したり、くすっと笑ったりしながら伺いました。
「らぽーる」にも北は北海道から南は九州の方まで、お電話をいただくので、今回の全国の団体との出会いは大事にしていきたいと思います。

翌11月30日は、(他のフォーラム参加者が京都の紅葉を満喫されているのを横目に見ながら…)大阪府母子寡婦福祉連合会、大阪府福祉部子ども室子ども支援課、兵庫県企画県民部男女家庭課・広聴室、兵庫県民総合センター等へ行き、アピール活動をしてきました。
大阪府では、大阪府議会議員の西田薫先生が、兵庫県では、しま山清史先生がご一緒くださいましたので、大変心強かったです。加えて地元の協力者もいたので、効率よく回れましたし、好意的にお話を聞いていただけました。

最後に明石市の泉市長にもお目にかかってきました。「らぽーるはどない?」と気さくにお話しくださったり、「出張相談なんかもやったらええ。親教育プログラムに力を入れたら?」などのアドバイスをいただき、感動しました。取り組みやすいことですし、東京23区のうち好意的な区からお話していきたいと思います。
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そんな中、12月3日朝日新聞朝刊に「らぽーる」記事が出ました!
第4回の勉強会や、第1回親教育プログラムにも参加してくださった畑山敦子記者の記事で、なんと!フリーダイヤルの番号やHPのURLも紹介してくださっています。
おかげさまで、相談件数もADRの問合せも増えています。
大反響にびっくりしたり、いろいろな悩みを抱えて一人苦しんでいる人がこんなにもいるのだと複雑な感情に戸惑いながらも、相談員一同、とっても頑張っています。(鈴木)