びっくり箱みたいな旦那 No.4 | バリ島でオリジナルシルバーを作る、感じる。

バリ島でオリジナルシルバーを作る、感じる。

バリ島で暮らしています。
日々暮らして行く中、自然を見ていて感じるインスピレーションを
デザインし、オリジナルシルバーを制作しています。
そんな毎日に感じる事を綴ってゆきます。

お祭りは、色々なダンス、多分歓迎のダンスとか
その村に伝わる物語のとか、いくつかのダンスがあり
本格的なものの様だった。

女性たちも男性たちも、先ほどは普段着だったのに
祭りの支度が終わると、伝統衣装に身を包み
皆とても楽しそうだった。

『うーむ。こんなに本格的なお祭りしてくれるなんて
後で、ちょっと見るだけだった、なんて言ったら怒られるかな?
ここはボルネオ。首刈り族として有名な地だぞ。
帰るって言ったら、首かられちゃうかな...............』

一抹の不安を抱えながらも、もうやらなくて良いよ~とも言えず
旦那はその状況の中で、最善を尽くしていた。

しかし、どんな人が来てもこれをやるのか???
首刈り族だなんて言われているけれども、みんな穏やかな顔をしているし
長老なんて、賢者みたいな人だし、女性たちも皆優しいし、
子供も人懐っこくて、天国みたいな場所だ。




男たちも女たちも、成人している人は殆どが体に入れ墨をしていた。
同じ柄の人もいるし、違う人もいる。

カリマンタンはカリマンタン島と島と呼ばれているが大きな島だ。
インドネシアの国土の73%を占めている。
カリマンタンのダヤック族として生まれたものは、カリマンタン中にいるが
地域によって、タトーを入れる時期とかは色々らしい。
赤ちゃんのうちに入れてしまう場合もあるし、結婚すると決まった時に入れる場合もある。

長老になるのは、長老の子孫がなるのではなく
今いる長老が亡くなった後、村の人たちが決めるらしい。
条件は人間が出来ている人、見えない世界とのコンタクトがちゃんと取れる人。
動植物の声が聞ける人。明日の世界がよめる人。
つまり、賢者としての素質のある人がなるらしい。

そんな人は滅多にいないでしょ?の旦那の質問に
いや、ちゃんと現れるんだ、と、インドネシア語ができる人は答えた。
現れる、とは、そういった素質のある人に、長老としての活動がちゃんとできるよう
見えない世界の人が応援しに来るらしい。

今の世界の殆どの国は、選挙で長となる人を決めるが
お金があって宣伝力のある人が長に成ってない?
人間性なんて、すべての人が分かっている訳じゃないよね。
ましてや、賢者か?と思うような人なんて、滅多にいない、と言うか見たことない。
今のインドネシアもそうだけど、お金がないとまずは
政治に立候補することもできないじゃない?

旦那が生まれ育ったジャワ島でも、すでにそういった傾向だった。
田舎なので、村の長は知っている人が殆どだし
悪いことをしていれば、すぐに噂になったので
長となれば、そうそう悪いこともしずらかっただろうが、でもそういう傾向だったので
旦那はとても大事なことを知った気がした。

さてさて
おばちゃんたちはこんな感じ。
































































子供達は、こんな感じ。













可愛いね。^^
しかし、おばちゃんたちの耳...........
私の旦那がカリマンタンの人でなくて良かった!?と思わず唸る。
結婚した女性は毎年一つ、大きなピアスを耳の穴に入れ
その重みでだんだんと、耳たぶは長くなるらしい。


続く