ある風水先生(?)のエピソード | 理想的な住まいを!

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こんにちは

すまプロです。



実は十年以上前に、風水の先生と称する方のエピソードがありました。



ある医療施設を設計させて頂き、
その理事長のご自宅も新築するということになり、


ドラフト図面を描いて持参したところ、
白装束の衣装を身につけた男性が同席され、


建物の下に排水管を敷設してはならないと言われたのです。


排水管を建物の回りにぐるりと迂回させると、
勾配(配管の傾き)がとれなくなります。


つまり、排水管が詰まり、排水口からボコボコ音がするのと、
水が流れなくなります。




そういう説明をしましたが、
『ならぬものはならぬ』と聞き入れません。


理事長は医療施設に関しては
そういう『こだわり』はなかったようですが、


自宅となると、

『風水の先生のおっしゃる通りにして頂きたい』
と。



『それなら、東南側の日当たりの良いところに水回りを配置することになりますが・・・』
と言いますと、
その先生曰く、
『それでよい』
と。



あまりに馬鹿げているので、
その先生に設計してくれとお願いしました。



私は風水そのものを問題にしている訳ではなく、
その先生とやらが嘘臭いと思ったのです。



それから1ヶ月後、理事長からご連絡を頂き、
「あの先生は今回は関わって頂かないことにしました」
とのことでした。

随分、エピソードが長くなりましたが、
どなたにも「こだわり」はあるものです。
ただ、人知を超えた仕業を理由に、
あまりにも理不尽なことがあれば、
どんなこだわりでも再考するほうがいい場合があります。