動物のマーキング行動から読み解く人間の心理 | 体の総合ケア グリーンバランスのブログ

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墨田区にある整体 鍼灸院、体の総合ケア グリーンバランスの院長、片山です。

動物のマーキング行動とは、自分の匂いを残すために、体の一部を木や岩へ擦り付けたり、糞や尿の排泄部や分泌物をかけたりする行動のことを言います。主に、なわばり宣言のための行動とされます。

マーキング行動は、以下のようなものがあります。

  •  尿スプレー

オスの犬や猫が、垂直面に尿をかけて、自分の存在をアピールする行動です。

  •  糞尿

犬や猫、鳥など、さまざまな動物が行う行動です。糞尿には、自分の匂いが含まれているため、なわばり宣言や、他の動物への警告に用いられます。

  •  爪とぎ

猫が行う行動です。爪とぎによって、自分の匂いを残し、なわばり宣言をします。

  •  顔面の擦りつけ

犬や猫が行う行動です。顔面には、フェロモンを分泌する腺があるため、自分の匂いを残すために顔面を擦りつけます。

 

マーキング行動は、動物にとって重要なコミュニケーション手段です。マーキング行動によって、動物は、自分の存在をアピールし、他の動物とコミュニケーションをとっています。

なお、マーキング行動は、動物がストレスを感じているときにも見られることがあります。マーキング行動を頻繁に行う場合は、ストレスの原因を探り、対処するようにしましょう。

 

動物のマーキング行動から読み解く人間の心理

動物が行うマーキング行動を想像してほしい。犬を飼ったことがある人なら誰でも思い当たる行動で、犬同士が近づきはしゃぎながら臭いを嗅ぐ行動。

動物は恐らく人間と違って言葉ではなく臭いで会話をしているのではないだろうか。そして言葉で会話をすることより臭いで会話をした方がより情報の精度が高いことを知っているのではないだろうか。しかし人間は愚かであるが故にその行動をずっと昔に捨ててしまったのかもしれません。言葉を使えることが進化と呼ぶ勘違いが、それを正当化してしまうのかもしれません。人間は自分が選択した判断に間違いはないと思いたい、思いたいがために意識的なのか無意識的なのかは不確かですが、自分を正当化する癖を備えてしまっている。事実を無理矢理捻じ曲げてでも、自分の心を納得させようとしてしまう癖を要している。この心理はあきらかに動物より劣る行動で、人間は動物には能力的にも知能的にも劣ることが実証できる。人間は会話をしなければ人一人見極めることが出来ないどころか、それによって惑わし誤魔化し納得もさせ自分の思い通りに心を歪ませることをしてしまう。それは一時の快楽のためか自分に向き合えない弱さか。しかし人間も思い当たることがあるだろう、言葉ではなく分かり合えたときの感動を。

動物はそれを日常的に体験をしている。犬は散歩をするときは同じ散歩道を通る習性があります。それは自分の匂いをマーキングし、自分を認識してくれた動物によってコミュニケーションを進展させ、偶然に同じ散歩道で出会い、一致した好みの匂いを探し当てた時の感動を日々体験しながら人生を楽しんでいることを。人は言葉や態度じゃなくても分かり合える能力を備えていたはずなのに、いつしかその感覚を信用しなくなって、その能力を退化させられる方向に世の中は動かされてしまっているのかもしれない。もはや人間は言葉だけで容易く操られてしまうような構造へと創り変えられてしまったと言えるだろう。そして人間は動物が日々感じている感動すらも感じる権利を奪われてしまったのかもしれない。