【第12回親鸞フォーラム】 | かわむらともこの「しなやか」な生き方ブログ

かわむらともこの「しなやか」な生き方ブログ

ともこ流の
柔軟だけど芯はブレない
「しなやか」な生き方に
ついてゆるふわに語るブログです。

本日は
「親鸞フォーラム」なるものに
お邪魔してきました。


テーマはこちら。

{B991EC35-FC52-4938-977E-9B4FA0F7364F}



「社会×共育×仏教 育つ力、育む力」





パネリストである齋藤先生は
テレビでも拝見しますし、
子ども向け、といいながら
私が楽しむ目的で買った


「子ども孫子の兵法」

{302B5331-C675-4B53-93A8-F5B68E9A09A6}

こちらの本を監修いただいた方としても
教育現場にいらっしゃる方としても
ぜひお話をうかがってみたいと思いました。



元、TBSアナウンサー
小島慶子さんも



美容院で見る雑誌では洋服より
コラム何かの方に目を通して
しまうタイプの私ですが




以前読んだコラムで
なかなかにぶっ飛んだ方だなぁと



同じ匂いを感じていた方でした。






こちらの案内ページを見て
講座詳細も拝見させていただき、
今の「不寛容社会」の生き方、
在るべき姿など




日頃自分自身でもぶつかる壁に対して
第三者の方がどのような視線、視点で
捉えていらっしゃるのかという点も
楽しみしていました。



私自身は特に何かに対して
強い信仰心はないのですが



高校時代を仏教高校で学んだ
仏教の教えは



実は今でも私の中に脈々と
受け継がれていたりします。



「感謝」




「有り難い」




「共生」



といった言葉は高校の仏教の時間で
学んだり



ことあるごとに校長先生も
お話していた言葉で



今の自分の基礎となっている
言葉です。



講演は小島慶子さんのお話から
始まりました。



{FDE275F6-6B3B-493D-8A61-2080A528D29A}



「私は自分のことが大嫌いで
死ねばいいと思っていたこともあります。」



かなり衝撃的なお話から
始まりました。



両親や姉の期待に応えられない
自分は価値のない人間だ
と思っていたそうです。




だから他の多くの人から
愛されようと思うところがあり、
TBSアナウンサーの道を
選んだということです。




そして30代で出産した時には
不安からくるパニック障害も
発症し、30代のほとんどを
心療内科通いで過ごされたということです。




小島さんは今45歳で
私とほぼ同年代。




周りから見たら華やかな仕事もして
子どもにも恵まれて
悩んでいるなんてあり得ない。



もっと不幸な人は世の中にたくさん
居る、という言葉も投げかけられた
こともあったそうです。



私自身も両親から過剰な期待を
かけられた経験こそないものの




自己否定をしたり、不安にかられて
死にたいと思うことがあった時期も
経験していたため



お話してくれる生きた時代背景も
ほぼ重なることから
とても共感をおぼえました。



小島さんの場合は
お仕事を通じて
こんな私でも役に立てることが
あるんだなということを実感し、



愛をください、から
「差し上げる」ことへの思考のシフトで
乗り越えていったそうです。



そしてたまたますれ違った
赤の他人からも
その人にとって他愛もない
声掛けだったかもしれませんが



救われる言葉をかけてもらえた
ことが本当に支えになったそうです。



そこもまた、私自身が乗り越えてきた
経験と重なり、涙がほろりと
あたたかい気持ちになりました。



自分に寛容になる。



事情の違うあなたと私を受け止める。



人は人に傷つき、また人に癒されるもの。



人との関係性なしに人生は成り立たない
ものですよね。



改めて思い知らされました。



{58203DA1-D431-4595-A1DC-EB1FEB8BAD6E}

教育学者、明治大学文学部教授
齋藤孝先生



メディアに出てくるプロフェッサーの
人に共通することですが




まぁ話がテンポ良く面白くて
視点が独創的(笑)



齋藤先生もまた例に漏れず
大学の講義の延長のように
滑らかにお話を進めます。



呼吸についても長く研究しているそうで
「息を吐くこと」
これがリラックス効果とともに
副交換神経を優位に保ち
不寛容を寛容に変えるスイッチで
あることを教えてくれました。



そこから仏教における読経は
息を吐くことだともおっしゃって
いました。


仏教を学んだ方も
そういった観点で読経を考えたことが
なかったけど、とても納得できる
お話だったようです。


全ての感情はまず胸を開くこと、と
ジャケットをパカっ広げて胸を突き出し
呼吸法を教えてくれました。



息を吐ききったところで一度死ぬ。




っと考えると気持ちが身軽になり
許せる体になる。


擬似死後体験というのもなかなかに
面白い考え方だなと思いました。


小島さんのお話を受けて
自分の講義におけるジョークを
笑ってくれることは
「差し上げる」ことに繋がる。



コミュニケーション力を
高めることが大切で



嫌だと思う人でも
まず相手を受け止めて
懐柔してみましょうということでした。




あー、そこは大丈夫(笑)




始めて会った人とでも
共通の話題をみつけては
会話を楽しむ、というのは
営業経験等20年近く



初めましての方との
アイスブレイクめっちゃん
してきてますので(笑)



ま、自分の場合はちょっと
リアクションが出川哲郎級なので
ちょっと引かれることが
あるのがたまにキズなんですけどね(笑)



とはいえ、後天的に培ってきたものでも
ありますので
たまにシャイなアンチクショー
だったりもするんですけどね…。



(温度差あり過ぎて風邪引くって(^^;;)



今までの学歴神話は崩壊し、
これからはコミュニケーション力が求め
られることも新しい学習要項にも
あがっているそうです。



私も十二分にそう思うところが
あるので
子どもには勉強にこだわることなく



色々な経験を積んでもらいたいと
せつに願い、実行しています。



どうしても子どもにとっての社会は
学校が全て、と思いがちですが



世の中はとっても広く、
色々な可能性に満ちている。



オトナになって分かるものは
たくさんありますが
なかなか言い聞かせたところで
子どもに実感として通じるものでは
ありませんので



本当に色々世界を自分の肌で
感じてもらいたいです。



一人っ子である娘にとって
0歳から保育園に通わせることが
出来たことは
幼稚園よりも年齢層が広いお友だちと
長い時間関わることが出来た
本当に大切な時間であり、経験だったと
思っています。



小学生になり、民間の学童に
通わせることで



様々な学校から集まるお友だちと
関わることは



自分が通う小学校だけが
社会ではないことを
経験しているようです。



子どもから色んなお友だちと
ケンカしたり仲直りしたり
面白い歌を教わってきた話
だったり



お話してくれることが本当に
有り難いことだと思っています。



(結局、おならだったりお尻だったり
おっぱいだったりして今の娘の横社会には
そんなに差異はないようですが(笑))



{9BD9AAA3-104F-42A7-8917-AB70C9449DBD}

大谷大学教授
真宗大谷派住職
一楽真先生


かつての仏教の時間を思い出す
有り難いお言葉の数々。


人の心に潜む


「囚われ」

「執着」

「邪見」

「無明」


人はどこか自分の中にあるモノサシに
よって物事を定義づけようとします。


しかしながらそれらの行動は意味を
なさない。



なぜならこの世は
阿弥陀(アミタ)であるのだから。



ミタは「メーター」や「メジャー」
から派生する言葉で

「量る」こと

アは「否定語」



つまりはこの世は「無量」である
と説いています。



自分にとって都合のいい悪いを
量ることはとてもナンセンスな
ことなのです。



世の中は多数派に傾倒してしまう傾向が
ありますが



他者との違いを楽しむこと。



みんな違ってみんないい



全ては人と人とのご縁が
形成していくもの。



「囚われ」

「執着」

「邪見」

「無明」



に支配されているようであれば
相手を変えるのではなく



自分自身が出会っている世界が
狭いのではないか?



そう自問自答してみると
いいのかもしれません。




この「アミタ」に
齋藤先生がいたく感動。




「『アミタ』の世界観!
素晴らしいですね!!!



無量、そうですよ!無量ですよ!!!




僕、話をする時、体と言葉で表現
するのが好きなんです!!!」



そして

{8499FEFC-086B-407C-B4B1-1F131CD1499B}

「アミターーーーーーっ!!!」

っとお得意のジャケットパカっで
渾身の力で叫び始めました(笑)




静まり返る会場…。



「あれ〜みなさんどうしたんですかぁ?



せっかく今日は親鸞フォーラムに参加
してくれたんですから
一緒にやりましょーっ!!!



『学びとは祝祭』です!!!」



っと続けたかと思いきや




「せーのっ!」



という掛け声とともに



{501FF5A3-3892-4FB2-B88C-73E2D087441B}

「アミターーーーーーっ!!!」

っと心折れるどころか
先ほど以上に意気揚々と
ジャケットパカっを始めました(笑)



さすが冷めた大学生の前でも
めげないハングリー精神(笑)



会場も一転、そのポジティブさに
賞賛の笑いがドッと起こりました。




そして会場は齋藤先生の音頭で
みんなが一丸となって


「アミターーーーーーっ!!!」


を叫ぶことで締めくくられました(笑)




他にもご紹介したい有り難いお話は
まだまだあるのですが、
こういった長い時間の聴講は
何か1つでも今後に繋がる教えを
ゲット出来ることにとても価値がある
ものだったりします。



ということで、ご縁あって
こちらのブログに遊びにきて
いただいたあなたにも。



ぜひ、この世は「無量」である、
ということを覚えていただけたら
幸いです。



それでは、いきますよ!





せーのっ!



{4C540C89-B352-4148-9CD4-B051C339AB6A}

「アミターーーーーーっ!!!」









(笑)




じゃ、またね。