昨日は私を兄貴と慕う、従兄弟の奥さんの通夜で行ってきました。
奥さんは若いのにALSと言う難病に罹患してしまって。
私もこの後遺症患った時、集中治療室のベッドで右足を動かしてみたら何か物体に当たって、いっときそれが分からなくて、何度も何度もぶつけてみたけど左足は何も感じず、でもそれが左足と気付いた時の慟哭は、今でも忘れない。
自分の身体であって、今まで無意識下にも動いていたものが動かない。
自分はこの壊れた身体を見ながら、ずっと生きなきゃいけないのか?と思った時の失望、忘れない。
なのに、私より若い従兄弟の奥さんは、日々、徐々に筋肉が動かなくなる現実を見ながら生きていた訳で。。。
そんな彼女が、私と会った時には私を気遣ってくれる訳です。彼女の優しさ(恩)、ずーっと忘れて無かった。
その恩返しも出来ないまま、先に逝かれてしまいました。悔しくて。悔しくて。
『散る桜 残る桜も 散る桜』
私は親しい者の通夜、告別式にあたり、『たまたま残ってしまっているけれど、いつか私も逝く・・・』と解釈できるこの詩を、手を組みながらいつも心で送ってます。