両足と両膝をつけて立ちます。さらにそのまま足の裏をつけたまましゃがむことができますか?
今日のフェルデンクライスは膝の曲げ伸ばしの方向を最適化しながら、この動作を楽にするレッスンでした。足や股関節に対してどの方向に膝を曲げたり伸ばしたりすることが正しいのでしょうね!
仰向けになって両膝と両足をお互いピッタリつけて片膝を曲げて足の裏を床の上で滑らすようにゆっくりと膝を曲げたり伸ばしたりします。
このときに骨盤がどのような動きをするかに気づくことがポイントです。
そして、その動きが背骨を通して頭に伝わります。
背骨を押し引きする波の動きが感じられるようになりました。
すると首がどんどん柔らかくなって、腰が自由に動くようになります。
膝の動きと連動して続けると、ヨガで言う魚のポーズが動作の中に現れてきてびっくりしませんでしたか?
膝を楽に曲げ伸ばしをしやすくなりますよね。不思議でしょ!
ネコ科の動物が歩くときなど背骨の波打つような動きを見たことがあると思います。
優雅で柔らかい動きですよね。脊椎動物にとっては背骨の柔軟な動きは大事です。もちろん人間にとってもそうだと思います。
今日のフェルデンクライスのレッスンを四つ這いでやると赤ちゃんがハイハイするときの動作に似ていることに気づいたことでしょう。お腹を床から持ち上げて進む成長が進んだ段階の動作です。膝がどの方向に動いていますか?
立ち上がって歩くと膝の曲げ伸ばしの方向が変わり、今までより楽に歩けるようになっていたかもしれませんね。両足と両膝をつけて立って、そのまま足の裏をつけたまましゃがむことことも楽になりました。
フェルデンクライスのレッスン
アレクサンダー・ヤナイから
AY#456 魚のポーズへ