家族に尽くした1年 その18 娘の出産準備と里帰り準備 | hachiのブログ…from time to time

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今の気分、きまぐれに

先週 一周忌と命日を無事終えて ホッとしたのも束の間

年度替わりとあって 高齢者医療関係の書類が いろいろ届きます。

前年度のが今年に反映されるので まだ亡き父の関係の書類もあって

よくわからないことだらけ。2度市役所に行ったのですけど 窓口ではわからないと

まだ保留になってます。

人が一人生きてきたことですから 1年きっかりで終わらせる方が無理っていうものかもしれませんね。

 

今日はやっと休めたので 2度目の更新です。

 

 

その1その2その3その4その5

その6,その7,その8その9その10

その11その12その13その14その15

その16その17から続きます。

 

切迫早産で 絶対安静になった娘。

とにかく37週までは 持たせないといけないので

トイレ以外は寝ていることに。

 

会社から5分のところに住んでいたので 婿の帰宅が比較的早いことや

まだコロナの影響があり 週何回かは リモートワークだったおかげで

娘の世話は 基本婿がしてくれることになりました。

 

つわりの時とは違い なんでも食べられるし 食欲もあるし

住んでいたところが便利なところで Uber eatも来るし コンビニは目の前だし。

妊婦なので 食には気を付けないといけないけど

今は 便利な宅食サービスもあるので 

そういうものを送ってやったりしました。

 

ただ8か月くらいになったら 赤ちゃんのお買い物に行こうねと娘も楽しみにしていたのに

デパートへも出かけられなくなったのが 可哀そうでした。

 

私の休みは週休2日なので 

1日は母のところ もう1日は娘のところへと通う生活が始まりました。

 

娘宅に 食べたいものを届けてやり ネットを見ながら 新生児グッズを選んで注文したり

娘がリストアップしたものを買って届けたりもしました。

 

新生児グッズの中での大物たち

ベビーベッド 布団

ハイローチェア

チャイルドシート

それは うちと婚家で 買ってあげる約束をしていましたが

どれも ハイエンドだと まあまあのお値段で

少しでも安く買おうと アカチャンホンポで買うことにしました。

関西の中でも大型店が うちの家から近く

結局 婿と娘がだいたいめぼしをつけているものを 私が現地で確認することにして

アカチャンホンポに 一人で出向きました。

 

その他の消耗品も 一気に買ってしまおうということで

娘から膨大なリストが送られてきて その売り場に行って 写真を撮ってLINEで送り

指示のあったものを買い物かごに入れ カートはあっという間にいっぱい

お店の人が見かねてカートごと預かってくれたりしました。

 

大物たちは その売り場に行って アドバイザーの人にいろいろ質問して

その返事をLINEして 動きのあるものは動画を取って送り

柄を写真に撮って送り 家で待っている娘と婿が話し合って 「コレ」と指示してきます。

 

結局3時間くらいアカチャンホンポに居て

全部宅配で娘宅に送り 送料だけで1万円くらいかかりましたアセアセ

 

私も初産の時 母と買い物に行くのも楽しかったので

それが出来なくて可哀そうだなあとも思うし でもなんで私が全部やってんだ?という疑問もありながら 出産まで いろんなことをするはめになりました。

 

それでも まだ娘が身一つの間は 何とかなるだろうけど

赤ちゃんが産まれてきて 里帰りをしてくるので

母の世話と赤ちゃんと娘の世話

そんなの一人で不可能で その件についても ケアマネさんと話し合わねばなりませんでした。

 

この時点で 母に相談したら

「私は 里帰りの間(母は一か月くらいと思ってた) 病院のショートステイに行くよ」と言ってくれました。

 

この病院のショートステイは 今までも何回も会話に出てきていて

父が入院した際にも 入所をお願いしようとしていたところでした。

なぜか ここに入所することは 母にとってハードルが低いようで

なにかあったら 「私はショートに行くわよ」と言っていましたが

結局一度も利用せずに済んでいました。(なぜか母は行ったことがあると言い張るのですが)

 

 

定期的に利用するわけではなく 一時的に一か月くらい入所するとなると

予約や面接も受けなくてはならず ショートステイに空きがないとお世話になれません。

なので 9月下旬であろう娘の出産に向けて 7月には予約しなくてはとなりました。

 

娘が切迫早産になったため 予定日も早まる可能性が出たので

入所についてのスケジュールも繰り上げることになり 面談の日も決まりました。

 

 

 

娘の安静が続く中

母は どんどん不安定になっていきます。

 

夜中のトイレで立ち上がれなくなることが不安で仕方なくなり

寝つきが浅くなった母は 朝寝坊をするようになりました。

 

不自由な身体での身支度も 朝食も とても時間が掛かります。

もう7年やってきたことではありますが 加齢も進んでるし

父が居ないので ちょっとしたことも頼れません。

 

父がいれば 母が食卓に座って 父に「ヨーグルト取って」といえば

父はなんなく取れますが

今は 母が立ち上がり 冷蔵庫の前に行き 開けて ヨーグルトを出して

また戻って 座って ヨーグルトを開けて。

すべて片手片足ですから 時間は倍では済みません。

 

よく介護関係者の人から

「お母さま 本当に頑張り屋さんで なんでもご自分でしようとされていて

 こんなにすごい方 珍しいです。本当にごりっぱです」と言われますが

我が親ながら 尊敬できる部分です。

 

なので 私はイライラしたりせず 黙って支えてやればいいんですけど

これが出来ないんですよねえ 家族って。

たぶん よそ様のお母様が 同じ状況なら 「それだけですごい」と怒る子供がいたら

その子供は 未熟者だと思うはずです。実際 未熟者ですが。

 

 

なんどか朝寝坊をしてしまい 慌ててしまうことも増えて

母から毎朝6時半にモーニングコールを頼まれました。

これで 私も寝坊が許されなくなりました。

 

 

目覚まし時計もあるのですが 高次脳機能障害の母には

なぜか目覚ましのセットが出来ないのです。

兄が何度も説明したけど どうしてもできないそうで

仕方がありません。

 

 

次に問題になったのが 玄関の施錠についてです。

一人暮らしを始めたときに 玄関には鍵を入れておくナンバー式のキーボックスを設置しました。

防犯に関わることのなので 当面の運用はケアマネさんを通じてすることにしていて

基本 朝 玄関を開け 帰ってきて 鍵を閉めるのは 母の役割でした。

この作業も 母には大仕事です。

 

 

古い家なので 玄関には上がり框があり 高さがあるので

玄関のたたきには段差を解消するための踏み台もおいてあります。

なので 鍵の開け閉めには 2段降りなくてはなりません。

 

 

ヘルパーさんがゴミ捨てに来てくださる火曜日は

まず起きたらすぐ鍵を開けておかねばならず

それ以外の日は お迎えの来る前に 早めに玄関に行って開錠し

母はたたきに置いてある椅子に座って待っていて

お迎えが来たら 母が施錠して出掛けてました。

 

 

帰りは 母が開錠しますが

デイサービスの送迎の方は 母のお弁当を持って入り ダイニングテーブルに置いて

母が着席するまで見送ってくれるため

母は そのあと また玄関のたたきにおりて 施錠していました。

 

また複数のサービスが入る日は 最後の人が帰るのを待って 

また玄関に施錠しに行かなくてはいけません。

 

 

最初の頃は これぐらいはなんともないと言っていたのですが

身体の緊張が強くなり 転んだり立ち往生することが増えてくると

この玄関の開け閉め自体が 母には大きな負担になりました。

 

 

キーボックスの番号をすべての事業所に伝えたら済むことでしたが

毎回 キーボックスを開けるためにダイヤルを合わせて開けて鍵を出して 

玄関を開けて また済んだら キーボックスに戻して ロックするという手間も大変だし

不特定多数の人に教えるのは 多少不安がありました。

 

そこで ホテルのようにオートロックにして

出入りしたら数秒後に自動で閉まるようにしたり

家の中からロックをリモートで解除できる方法や

韓国ドラマのように 暗証番号だけで開くようなドアにできないかと

いつもの工務店さんにそうだんしたところ

 

「hachiさんちみたいなマンションだったら ノブと鍵を変えるだけだから簡単にできるよ。

 でもお母さんちは 玄関ドア自体が昔の規格だからできないよ。

 ドアだけじゃなく 玄関の周り全部を交換しなくちゃだから すごく高い。そこまでする?」と。

 

 

結局 母が倒れたときに 思い切ってリフォームしておかなかったので

何をするにも 大がかりな話になり 工事も大変だし 

今の母は 工事をしてさらに不便な生活をする心の余裕も時間もなく

キーボックスの運用を すべての介護事業者さんにもお願いすることになりました。
 

 

それと同時に 母が 夜間の不安を取り除くため 

ポータブルトイレを寝室に置きたいと言い出しました。

 

以前から ケアマネさんからは 置いた方が良いのでは?と提案があったのですが

トイレ関係は 高齢者にとって 尊厳に関わる部分なので とてもデリケートです。

母は「必要ない」の1点張りで ケアパンツを履いていないことも 母のプライドでした。

 

何度か夜間に転んだときに 母の不安を解消するために

夜間だけ ケアパンツを履くように提案しました。

 

立ち上がれなかったり 間に合わなかったときに 最悪の場合を想定して

「要らないのは承知してるけど もし間に合わなかったらどうしようと思って寝られないよりは

良いと思う。履きたくないのはわかるから 普通の下着の上で良いから 寝るときだけ履いてみて、お守り代わりに」というと渋々了承してくれたのですが

 

結局 それよりもポータブルトイレを置くことで 気持ちが楽になると考えたようで

月に1度のケアマネさんとの面談の際に手配をお願いしました。

 

ポータブルトイレは レンタルはなく 購入になります。

ただ これまた買えば完了ではなく

ポータブルトイレの処理が問題になります。

毎日使うような状況のご家庭だと その処理をご家族がするか

家族が居ない場合は そのためだけに 毎日ヘルパーを配置しなくてはいけません。

 

今は 赤ちゃんのおむつの処理グッズのように ボタン一つで 中にセットされているビニール袋を自動で絞って密封出来るような 最新式のトイレもあるようで

それならば 母のように毎日使わない場合は すぐに処理できなくても大丈夫なので

2日に一度のヘルパーさんにお願いできそうですねとなりました。

 

ただその最新式のトイレの在庫が すぐには手に入らず 注文になったのですが

母の現状は 待ったなしなので 在宅介護支援センターにある緊急貸出し用のポータブルを

ケアマネさんがその日のうちに配達してくださり その中にセットする袋などの備品も 業者さんからすぐに配達されました。

 

 

鍵の施錠に ポータブルトイレ

どんどん新しいことを取り入れていく中

今度は 母の脚が痺れるようになり 訪問リハに来てくださってるリハビリ病院の診察を受けることになり 兄が付き添ってくれました。

 

足の褥瘡やタコ 今度の痺れも 装具が合わなくなってきているからではないかという見立てで

同じタイプですが 採寸しなおして 新しく装具を作り変えましょうと提案されました。

 

それと同時に 母の寝室は 和室で そこに入るのに 畳の分の段差があるので

そこを段差をなくすように スロープを付けるか 手すりをつけるか。

 

 

母の場合 右半身が使えないのに なんとか歩行が出来てるのは

理学療法士さんが家に来てくださり その場所に合わせて 何度も何度も身体の重心の使い方を練習しているからで もしリフォームをしたり 装具を作り変えると 新しい状況で どう身体を使うかをまた練習しなおさなくてはいけません。

 

変えることで しばらくは 転倒のリスクが上がるため リハビリ計画も作り直しで

私と兄も 母の世話をするスケジュールも組みなおしになります。

 

 

 

母のメンタルがかなり不安定になり 電話の様子では不安なので

駆けつける日も増えてきました。

足の褥瘡につける薬がなくなりそうだからとか 絆創膏がなくなるからと

いろいろな理由をつけて 電話が掛かってきます。

 

このころは ほぼ毎日 出勤前か夜に行っていました。

 

7月末 月一度の診療所の検診の時に 母の様子を相談したくて

バイトさんに店を任せて 付き添いました。

そこの看護師さんが とても良い方で 父の後半にも いろいろと気にかけてくださり

とても頼りにしていました。

ケアマネさん、ヘルパーさん、訪問看護師さん、薬局と この診療所の母体が同じ病院なので

情報共有が常にされていて 一から説明しなくてもよかったので 楽でした。

 

 

母の状況と娘の里帰り中について話すと
ショートステイはリハビリがないので 装具を作り変えてリハビリも必要だし 

老健かもしくはリハビリ入院がいいだろうと。
母体の病院のリハビリ棟の入院なら すぐにできるとのことでしたが
リハビリの専門病院ではないので リハビリの量が圧倒的に少ないので 出来たら装具を作りなおすリハビリ病院に入院がいいのではと提案してくださり 診療所の主治医がそのための紹介状を用意してくれることになりました。


入院となると領域が 介護から医療に代わるためケアマネさんの出番ではないとのことで
家族が直接 リハビリ病院の地域連携室にお願いすることになりました。
過去に2度入院していることや 現状訪問リハを受けていて 近日そこで 装具を作りなおすという状況を伝えて 入院できるかどうかの検討してくださることになりました。



以前の胸膜炎の入院の後 落ちた体力を取り戻すリハビリが必要になったのですが

リハビリ病院は 脳か怪我によるリハビリを優先させるので 内科からの入院は難しいと言われ当時入院中の病院の地域連携室のソーシャルワーカーさんと話し合い 

私の方からリハビリ病院にお願いして 内科の先生からも 紹介状と連絡をもらい なんとか入院できたので 今回もなんとか出来ると思っていました。



訪問リハに来てくれてる理学療法士さんにも 今回のリハビリ入院について 力添えしてほしいとお願いし、みなさん 母の状況を理解してくださり とにかく前向きに進み始めていました。

 

 

母は、このリハビリ病院について 

脳出血によって 大きなダメージを受けた自分を社会的に復帰させてくれたところという絶対の信用を置いていて

リハビリをしていることが 母にとって 存在意義にもつながっている状況で

父の亡き後 足のトラブルが続いて自信を失いかけているので ここに入院して

装具を作りなおし リハビリをして 三か月入院出来たら

その頃には 里帰りも終わっていて また家に戻る母を助けてあげられるようになると

私にとっても リハビリ入院は 希望の光でした。

 

 

ただリハビリ病院の入院の条件は 

怪我や病気で急性期の病院に入院した後のリハビリの為で

怪我や病名にも 規定があります。

 

その規定から外れる場合は 入院不可で

今回 母の診療所から 母の入院必要性を書いた紹介状は用意してもらえましたが

その内容では 入院許可が難しい場合があると 診療所とリハビリ病院の地域連携室で なんどもやり取りをしてもらっていましたが 少々難航していました。

 

 

駄目な場合は リハビリ特化型の老健にするしかなく こちらはケアマネの管轄で

いくつか候補を考えてもらっていましたが

母は なぜか老健入所には 良い顔をしていませんでした。



夜間の不安は ポータブルトイレの設置によって 少しでも解消できるかとは思いましたが

私も出張予定があったので その場合は 訪問看護師の駆けつけサービスが利用できるように交渉しました。

母さえ私に電話することが出来たら 私が看護師の救急携帯に連絡し20分以内には駆けつけ可能と返事をもらい 

出張の前に ケアマネさんとの打ち合わせをすることになりました。

 

 

その19

家族に尽くした1年 その19 助けて~!事件 | hachiのブログ…from time to time (ameblo.jp)

に続きます。