TVを付けたら
「70年目の恋文」
題した特集をやっていた。
70年目の恋文/悟空出版
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これには見入ってしまった。
結婚して一年半、夫は招集され戦地へ。
子供たちと夫が帰還することを待ちわびていたが、夫は戦地にて病死。
夫が遺した言葉「子供たちと両親を頼む」
この約束を守るために必死になって子供たちを育てたそうだ。
そして93歳で迎えた昨年の春、雲を眺めていたら、突然、70年前に戦争で
亡くなった夫への想いが湧き上がってきて、「貴方!! 貴方!!」と心の中で
呼びかけていたそうだ。それから、毎日、日記を書くように27歳の夫へ
ラブレターを綴っているとのこと。
彼女は夫を想い「貴方!!貴方!!」と呼びかけると、今でも胸が熱くなると
おっしゃっていた。
94歳とは思えないほど若々しく、とてもチャーミングな方だった。
このコーナーを見ていて、不覚にも涙があふれてきたよ。
いろいろな苦労はあっただろう。
きっと戦争を知らない我々には筆舌し難いこともあっただろう。
それでも短い間でも、愛し合った夫を想い続け、いまでも「貴方!!」と
呼びかける。
まるですぐそばにいるような感じで。
とても大切なことを教えていただいたと思う。