● 特定疾病保障保険
おはようございます。舘下(たてした)です。
日本人の死因のベスト10は、
1.悪性新生物(がん):28.7%
2.心疾患:15.8%
3.肺炎:9.9%
4.脳血管疾患:9.7%
5.老衰:4.8%
6.不慮の事故:3.3%
7.自殺:2.1%
8.腎不全:2.0%
9.慢性閉塞性肺疾患:1.3%
10.肝疾患:1.3%
であり、第1位、第2位、第4位の疾患をまとめて、三大疾病と呼ばれています。
この三大疾病だけで、全体の約55%を占めています。
第3位の肺炎と第4位の脳血管疾患は平成23年から順位が入れ替わっています。
※ 厚生労働省「平成24年人口動態統計」より
生命保険では、この三大疾病のうち、全体死因の約4割を占める、がん、急性心筋梗塞、脳卒中(くも膜下出血、脳内出血、脳梗塞)により、所定の状態になったとき、特定疾病保険金が受け取れる商品があります。
仮に、特定疾病保険金が受け取れなくても、高度傷害の状態になったときは高度障害保険金、死亡したときは死亡保険金を受け取れるため、三大疾病もしくは死亡保障に備えられるとして、人気のある商品となっています。
【特定疾病保障保険の特徴】
◆三大疾病(がん、急性心筋梗塞、脳卒中)により、所定の状態になったとき、特定疾病保険金が受け取れます。
◆契約後、90日以内の乳がん(または、がん全般)については、保障の対象とならないのが、一般的です。
◆特定疾病保険金を受け取った時点で、契約は消滅します。
◆特定疾病保険金を受け取ることなく、死亡した場合、特定疾病保険金と同額の死亡保険金が受け取れます。
◆特定疾病保障保険は、主契約として契約するタイプと、特定疾病(三大疾病)保障特約として、終身保険などに付加して契約するタイプがあります。
【保険期間】
◆特定疾病保障保険には、保険期間が一定の『特定疾病保障定期保険』と、一生涯保障する『特定疾病保障終身保険』があります。
【代理人による受け取り】
◆『がん』について、医師から本人に対して、病名を知らされていないケースなどがあるため、受取人とは別に『指定代理請求制度』があり、あらかじめ指定された配偶者や3親等内の親族などが、代理人として保険金を請求することもできます。
(注)主な給付内容につきましては、各生命保険会社によって異なる場合がありますので、商品ごとにご確認願います。