2023・米 ★★★☆☆(3.3)
監督:イーライ・ロス
出演:パトリック・デンプシー アディソン・レイ マイロ・マンハイム
クエンティン・タランティーノ監督とロバート・ロドリゲス監督が手掛けた
「グラインドハウス」内で上映されたフェイク予告編「感謝祭」を長編映画化したホラー。
サンクスギビング(感謝祭)に沸く町で、調理器具を凶器にした殺人が連続する。
監督を務めるのはイーライ・ロス。
パトリック・デンプシー、アディソン・レイのほか、マイロ・マンハイム、
ジーナ・ガーションらが出演する。(シネマトゥデイより抜粋)
何と値下がりしていた本作、そら飛びつくわ。Amazonプライム。400円。
日々の恩恵に感謝して祝福するサンクスギビング。
その感謝祭発祥の地とされるマサチューセッツ州プリマス。
年に1度の祝祭に人々が沸き立つ中、ダイナーで働く女性が何者かに
惨殺される事件が起こる。
その後も相次いで住民達が姿を消し、感謝祭の食卓に並ぶご馳走に模した
残酷な方法で殺されていく。
街中が恐怖の底に突き落とされる中、地元の高校生ジェシカ達は、
ジョン・カーヴァーを名乗る謎の人物のインスタグラム投稿に自分達が
タグ付けされたことに気づく。
投稿を確認すると、そこには感謝祭の豪華な食卓とともに、ジェシカ達の名札が
意味深に置かれていたのだが…。
<そうか、あれだったのか…と今頃気付くお馬鹿さん>私の事です。
「あれ」とは何ぞい?と思うでしょ。
遡る事16~7年前に上映された、タラちゃんとロドリゲス監督の「グラインドハウス」に
見立てた映画館の雰囲気を再現して撮られた作品。
「グラインドハウス」とはエクスプロイテーション映画や B級映画などを2~3本立てで
上映していたアメリカの映画館の事。
この時に雰囲気を盛り上げる為に実在しない映画予告編も5編流れた。
(架空の映画の予告編で、私はその時「マチェーテ」が見たいと…。その希望通り見たよ)
その時流された5編の予告
〇マチェーテ
〇ナチ親衛隊の狼女
〇Don't/ドント
〇ホーボー・ウィズ・ショットガン(グラインドハウス予告編コンテスト優勝作)
〇感謝祭
最後に書いた「感謝祭」こそが本作の「サンクスギビング」として製作された。
(但し予告編と本作のキャストは違う)
感謝祭のキャスト… ジョーダン・ラッド、マイケル・ビーン、ジェフ・フェイヒー、
ティム・ロビンス。
監督は本作と同じ「イーライ・ロス」監督。皆遊び心があって本当に嬉しい。
で、本作は…。
<久々大好きなジーナ・ガーション様が出演だがオープニングから5分でEND>
(61歳で妊婦役って、マダマダイケるぜ)
ストーリーは、感謝祭でワッフルメーカーを100名様限定でタダを目玉にしたら
途方もない人が押し寄せ、準備も間に合わずにオープンとなり、奪い合い等で死者が。
1年後、懲りずに店を開けると言うオーナーやその時の様子をSNSにUPした
高校生や仲間が次々と殺され、そして食卓に並べられる…。
一体誰が…、犯人なのか?次に狙われるのは?と言う感じ。
.
「スクリーム」等同様にマスクを被っている為に犯人は誰か分からない。
それと、予告編に沿って作られている為にちょっと古さを感じる内容。
何も知らずに見ると、目新しさも無く、グロイだけの作品となってしまうが
私にしたら、嬉しさ100倍で、笑みが思わずこぼれてしまう。
「イーライ・ロス」監督も久々の監督作品で、其処も嬉しい所。
細かい事も書きたくなる程だけど、終わらなくなってしまうし…。
やっぱり「オーブン」と「トランポリン」はお約束だが必見。
オープニングのスーパーの雪崩れ込みからの大暴動も凄いしね。
でもさぁ~、これ言っても良いのかな?
マサチューセッツ州法では、感謝祭に店舗を営業する事は許可されていない。残念!
まぁ、これを楽しめるのは数少なくなった「変態村」の仲間達だけだろうが。
用意はいいかい。感謝祭が始まるぞ~~。
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