「替え玉」は、英語でなんという? | 翻訳ブログ

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創業30年の翻訳会社です。
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もう、20年ぐらい前になりますが、あるラーメン店のメニューを訳したことがあります。

 

現在は、海外からの旅行客が増えたので、多くの飲食店で外国語メニューを準備していますが、10年ほど前までは、外国人のお客さんが入ってくると慌てるお店が多かったようです。

 

そのとき翻訳をご依頼くださったラーメン屋さんも、現在は、海外にも店舗展開されているようですが、当時はまだ、日本語のメニューしか置かれていませんでした。

 

博多ラーメンは、とんこつ味が主流ですので、まず、どんなスープかという説明をしなくてはなりません。

 

さらに、博多ラーメン特有の「替え玉」があります。

 

これは当然ながら、「替え玉受験」などの「替え玉」ではなく、いわゆる「麺のおかわり」です。

 

これ、あなたならどう訳しますか?

 

「替える」を辞書でひくと、changeやconvertなどが出てきます。

 

ただ、changeだと「変化する」「入れ替える」というニュアンスになりますし、convertは「転換する」「変換する」といった意味になります。

 

当時は、周囲に英語のメニューを入れているラーメン店はなく、参考にできるものがありませんでした。

 

というわけで、福岡在住のネイティブスピーカーと話し合って次の訳語をひねり出しました。

 

additional noodles

 

さらに親切にするなら、kaedama(additional noodles)とすれば、「日本語ではkaedamaと言うんだな」、と思ってもらえます。

 

ネイティブスピーカーによれば、これだったら、たぶん、英語圏の人でも、理解できると思う、とのことでした。

 

いまは、インターネットが普及しているので、いろいろと参考にできるものがありますので、調べてみると発見があって面白いと思います。

 

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