字幕翻訳のコツ | 翻訳ブログ

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創業30年の翻訳会社です。
翻訳業務の体験談などを書いています。

こんにちは。

 

先日、「パディントン2」が公開されましたね。

 

映画の字幕を訳すときは、いろいろなことに気を配る必要があります。

 

以前、見たテレビ番組で、「パディントン1」の翻訳の様子が紹介されていました。

 

 

初めて家族がパディントンに出会った場面で、Mrs.Brownがこんなことを言います。

 

I'm dreadfully sorry, I don't actually know your name.

 

直訳すると、

 

「大変申し訳ありません、私は、本当にあなたの名前を知りません」

といった感じでしょうか。

 

ただ、これだと長すぎて、別の出演者のセリフに重なってしまいます。

 

この映画の翻訳者さんは、

「そういえば、お名前を聞いてなかったわ」

と訳しておられました。

 

かなり短くなり、映像にも合っていました。

 

 

実務翻訳では、あまり字幕のお仕事はないのですが、

私も何度か担当したことがあります。

 

契約書などと違ってあまり専門用語は出てきませんが、

結構、難しいと思いました。

 

その理由は、「長さ」です。

 

人が一度に見て理解できる文字数はかなり限られています。

そのため、とにかくコンパクトにしていく必要があります。

 

パソコンの画面を見つめながら、

「この文字カットできるよね?」

「この表現を変えれば、あと2文字減らせるかな?」

などという作業が延々と続きます。

 

そのときは、とても大変でしたが、言葉は意外に減らせるものだなと思いました。

 

このときの「頭の体操」は、字幕以外の翻訳でもとても役に立っています。

 

では、またニコニコ

 

 

 

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