【翻訳のコツ】どこまでカタカナにするか? | 翻訳ブログ

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創業30年の翻訳会社です。
翻訳業務の体験談などを書いています。

現代は、カタカナ言葉が氾濫しています。

 

あなたも、今日、目にした文字、発した言葉、聞いた言葉を思い返してみてください。かなりの数のカタカナ言葉に出会ったことでしょう。

 

翻訳文でも、カタカナ言葉に悩まされることが少なくないです。

 

「素敵なホテルライフを満喫してください」

「フレンチとアメリカンのベストマッチ」・・・。

などなど、広告コピーは、カタカナ言葉のオンパレードです。

 

「マンション」「ペンション」なども英語でmansion,pensionと訳すと本来の意味とは違ってしまいます。

 

そういえば、以前、「ユニーク」が原稿に含まれていたことがありました。

 

Uniquely designed…というフレーズで、そのまま書くと

「ユニークにデザインされた」ということでしょうが、

どうもしっくりきません。

 

一概には言えませんが、日本語の「ユニーク」には、「おもしろい」とか 「楽しい」さらには「妙な」というイメージが入ってしまうこともあります。

 
実際に、そのような質問を受けたこともありました。

しかし、これは調理器具の宣伝文で、別にキャラクターが

付いているような製品でもありません。

 

そう考えると「unique=ユニーク」、「design=デザイン」でもよいものかと考え、結局「独自設計の」という訳語をあてることにしました。

 

コンピュータ用語などはそのままカタカナで書いたほうがよいことも多いのですが、カタカナ言葉が原稿に含まれて

いる場合は、安易にそのまま英語にするのではなくきちんと辞書等で調べてからのほうが安心です。

 
ではまたニコニコ
 
 

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