翻訳では、どこまでカタカナにすべきか? | 翻訳ブログ

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創業30年の翻訳会社です。
翻訳業務の体験談などを書いています。

こんにちは。

 

翻訳をしているとき、「どこまでカタカナにすればいいんだろう?」と思ったことはありませんか?

 

 

これについては、正直なところ、明確な基準はありません。

なので、英単語やフレーズの意味が捕まえにくいときには、なんとなく、英単語の読みをカタカナにしてしまいたくなるものです。

 

もちろん、定訳や専門用語でカタカナ表記すべきものはあります。

 

とは言え、なんでもかんでもカタカナにすると、やはり読みにくい翻訳文になってしまいます。

 

そこで、独断と偏見に満ちているかもしれませんが、、一応の基準を、3つ提案してみます。

 

① 経済用語は、日経新聞などの経済誌でカタカナで出ているものはカタカナにする。

 

カタカナ表記かな? 日本語しようかな? と思ったら、日経新聞などの経済紙を見てみましょう。

いまは、日経新聞を購読していなくても、インターネットで簡単に確認できます。

 

ただし、翻訳の依頼主の要望で「素人向けに」と言われたときには、日本語訳や、簡単な意味をつけると良いでしょう。

 

例) ブロックチェーン(分散型台帳)

 

2.コンピュータ用語は8割くらいカタカナと思ってよい。

 

もちろん、きちんと確認はしないといけませんが、それでも、ぴったりした訳語が浮かばず、「どっちかなー?」と思ったらカタカナにしておきましょう。

 

3.常日頃から活字(新聞に限らず)を読むようにして最近の傾向をつかむよう努力する。

 

言葉は生もので、時代とともに変わっていきます。

私が翻訳を始めたころは、presentationは、「発表」などと訳していました。

 

でも、今は、「プレゼン(テーション)」で通じますね。

 

とにかく、カタカナ言葉にアンテナを張り、「あ、これはカタカナなのか」「こっちは、日本語の訳を書くのか」などと一つ一つチェックする習慣をつけるとよいですね。

 

では、またニコニコ

 

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