翻訳に興味を持ったきっかけ | 翻訳ブログ

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創業30年の翻訳会社です。
翻訳業務の体験談などを書いています。

こんにちは。

 

もうずいぶん前のことですが、地元のラジオ局に「翻訳のお仕事をやっている人」ということで電話取材を受けて、出演させていただいたことがあります。

 

インタビュアーは、当時はまだそれほど有名ではなかったのですが、現在では、地元のテレビやラジオで広く活躍しておられる方です。

今頃になって、そんなすごい方にインタビューされたんだなーと感慨深く思ったりします。

 

ところで、そのとき、質問の一つに「翻訳に興味をもったきっかけは何?」というのがありました。

 

最初は、翻訳というより、英語そのものに興味がありました。

 

よく子どもが親にいろいろな質問をするように、私も幼い頃、疑問に思ったことをいろいろと両親に尋ねていました。

 

両親は、私が「百人一首って何?」と聞けば、その日に、店に私を連れて行き、百人一首を買ってくれました。

 

また、「1リットルって何?」と聞けば、やかんの1リットルの目盛りまで水を入れて「これだけ」と言ってくれたりしてました。

 

しかしそのうち、親も答えるのが大変になってきたのか、小学校高学年になったとき、百科事典を、一揃い買ってくれました。

 

1巻は5センチぐらい枕に出来そうなくらい分厚くて、12巻くらいあったように思います。

 

 

おそらく、親としては「あとは、これ(事典)で調べてね」ということだったのでしょう。

 

百科事典はカラー版で、動物、植物、歴史、国語などなど・・・様々な分野のことが書かれていました。知らないことがたくさん書いてある百科事典は、私にとっては宝物となり、ヒマがあれば、その百科事典を取り出し、飽きることなく読みふけっていました。

 

また、自分が知りたいことが出てきたら、百科事典で調べるクセが付きました。考えてみたら、そのときに「索引(さくいん)」の使い方を習得したように思います。

 

そして、その百科事典のなかに「英語」というタイトルの巻がありました。

当時、英語は小学校の科目ではありません。しかも、外国人とほとんど会ったことのない片田舎の小学生にとって、英語は本当に未知の世界で、興味をそそられました。

 

気が向けば「英語」の巻を取り出し、Good morning. How are you? などの文章を声に出して読んでいました。

 

と言っても、英語の綴りはわからず、「グッ、モーニン!」「ハウ、アー、ユゥ?」などと、カタカナのルビを読んでいたのですが。。英語を発音するのが、ただ楽しくて、何度も何度も読んでいました。

 

振り返って考えると、それが、私が英語に興味を持つきっかけだったように思います。

 

翻訳作業では、頻繁に調べものをします。単語の意味はもちろん、周辺的なこともいろいろと調べます。

 

幼い頃に百科事典を与えられ、自分の日頃の疑問を、百科事典で調べものをして解決しようとしたことが、今の仕事にも役立っているんだろうな、と思ったりもしています。

 

 

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