私が考える”高校生の成績が伸びる条件” | 高校生専門キャリア教育塾(OGI塾)塾長・親子コミュニケーションコーチ 荻原嘉一郎のブログ            

高校生専門キャリア教育塾(OGI塾)塾長・親子コミュニケーションコーチ 荻原嘉一郎のブログ            

高校生専門のキャリア教育塾(OGI塾)塾長であり親子コミュニケーションコーチの荻原嘉一郎の仕事に関するブログ

OGI塾塾長の荻原です。

いつも、ブログを読んでいただきありがとうございます。


前回、「実力が伸びる条件について」という記事を書きました。その条件は、”高校生の成績が伸びる”ことに関係していると考えています。


リクルートで、仕事が”そこそこできるようになったな”と感じた時、「あっ!これ(仕事の進め方)を高校や大学の時知っていたら、もっと成績もあがってたよな」と思いました。
じゃあ試してみようと、資格試験をいくつかチャレンジしてみましたが、ことごとく合格しました(もちろん、すべてではないです。不合格もありました。)。


中学校や高校で”仕事の進め方”を教えればいいのに、と率直に思いました。
それが、OGI塾をやろうと思ったきっかけの一つです。(もちろん、それだけではないですが)



さて、私が考える”高校生の成績が伸びる条件”4つです。

1)”目的”をもつこと
”なんのために、成績を上げたいのか?” ということです。
会社に入ったばかりの新人の時から、耳にたこができるほど言われました。

「何のためにやるの?」「目的は何?」

この問いに対して、明確に答えられない時、非常に怒られました。
自分がプロジェクトのリーダーになった時に、よくわかりました。
”目的”を明確に設定し、プロジェクトに関わる全員で共有できていることが、達成のために最も重要なことであると。

このような状態の時、人は一番力を発揮します。

”高校生の成績”に関しても、同様のことは言えると思うのです。
”なんのために、成績をあげたいのか?”が明確であれば、力はでてくるはず。

その目的も、”自分が納得し、心からやりたいと思うこと”であればなんでもいいと思うのです。

「次のテストであいつに勝ちたい」でもいいし、「あの大学に推薦でいきたい」でもいいと思います。とにかく、”絶対にやりたい”という強い想いが必要です。

この1)の条件が最も重要です。


2)楽しめること
学問の中身を楽しめるのであれば、一番いいです。それが難しければ、問題集のここまでやったらご褒美を自分から自分にあげるでもいいです。(マンガ読んでいいとか、スマホをさわっていいとか)
ゲーム感覚でやるのもいいですね。問題集の1章をRPGのステージと見立てるとか。



3)自分にあった学習計画を立て、計画~実行~振り返りのサイクルを回すこと
これは、結構難しいです。なぜなら、学校(中学・高校・大学)でほとんどの人は教わることはないからです。私もきちんと教えてもらったことはありません。会社に入ってから習得しました。
最初に立てた計画のまま、最後までいくことはありませんので、その時の実施状況を見て、計画を見直します。そのサイクルの長い、短いはありますが、どの業種・業界における仕事でも、同様のことを行います。

高校生がやるとすると、ごく簡単にできることからするのがいいと思います。

OGI塾に、”毎日、その日にあった授業のノートを家で見返す”ということを行った学生がいました。自分で決めたことです。これは”計画”といえます。

そして、毎日やったかやらないかを記録して私にLINEで連絡をくれました。
これは、”振り返り”といえます。最初は、これくらいのレベルでしたが、定期テストの対策の計画立て~実行~振り返りを1週間単位で行い、計画修正も自分でできるレベルまでになりました。



4)自分で自分を”応援”する。
応援の力はすごいです。時に自分だけで発揮できない力を発揮します。
今シーズンの横浜ベイスターズの快進撃も、横浜スタジアムの応援の雰囲気を知ると”さもありなん”と理解できます。

応援は、”評価”ではないです。”何かができた、達成した”からされるものではないです。
その人の存在、行動に対して”よくやってるね””がんばってるね”というのが応援です。

そういう応援をしてくれる人が、身近にいればいいですが、いなければ、自分で自分を応援すればいいんです。

就寝前に鏡の前で、”今日、がんばった。よくやってるよ”などと自分に向かって話し、にっこり笑ったりするといいです。




ところで、今回のテーマは、私が考える”高校生の成績が伸びる条件”でした。

OGI塾では、塾生個々人のタイプに合わせてこの4つの条件を満たすように、アドラー心理学を元にしたコーチング、プロジェクトマネジメントの手法を使ってサポートしてゆきます。

しかし、そもそも、”成績を伸ばすこと””学習すること”に目的が感じられない場合はどうしたらいいのでしょうか?


これについては、次回お話したいと思います。