”何をやりたいのかわからなくなっている”高校生へ | 高校生専門キャリア教育塾(OGI塾)塾長・親子コミュニケーションコーチ 荻原嘉一郎のブログ            

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高校生専門のキャリア教育塾(OGI塾)塾長であり親子コミュニケーションコーチの荻原嘉一郎の仕事に関するブログ

こんにちは。OGI塾塾長の荻原です。

いつもブログを読んでいただきありがとうございます。

オフィス(品川)でこのブログを書いていますが、ミンミンゼミの声が聞こえてきます。

夏ですね~。


ところで前回は、「私が考える”高校生の成績が伸びる条件”」という内容を書きました。

この中で、”一番大事なことは目的を持つこと”、そして、その目的は、”自分が納得し、心

からやりたいと思うこと”である必要があると書きました。


しかし、”自分が納得し、心からやりたいと思うこと”を持つことは意外と難しいのです。



”何かをやりたい” と思って行動をする これって自然ですよね。


やりたい → 行動 → 満足 この脳内回路が正常に働いている人は、いいんです。


が、そうじゃない人が多い気がしています。


なんでなんでしょう?


”やりたい”と声をあげた人に対して、「そんなことできるわけないじゃない」「あなたそ

れやる実力あるの」「夢みたいなこと考えてないで、現実見ようよ」とかとか、反対の声

があがることが多い。私自身、過去振り返ってみて、”否定的”に言われたことの方が多い

気がしています。言ってくれた人は、”悪意”ではない場合が多いんですよね。

だから”タチ”が悪い。


アドラー心理学では、こういうのを”勇気くじき”とよんでいます。



これが続くと、あるときから、脳内回路が変わります。


やりたい → いや、これは無理かもね(自分自身で打ち消す)


”やりたい”と思った瞬間に自分でも気づかないうちに、すばやく”打ち消す”高性能な回路に

なってくるんです。”やりたい”と思ったことすら意識できなくなります。

そうなると、自分が何をやりたいのかがわからなくなってきてしまうのです。



恐ろしいです。



”何をやりたいのかわからない”と感じた時には、是非やってほしいことがあります。


それは、


・”自分の感情”に敏感になり

・少しでもやりたい、興味ある と思ったことに対する”ちっちゃな行動”をする

・そして、それをやった自分を”やった!できた!すごいよ!”とほめること


この3つです。


例えば、『ギターひいてみたい」と思ったとする。否定したい気持ち、理由が湧き上がっ

てきそうになっても、”ちっちゃな行動”を考える方に集中してみる。


”ヤフオクでギターさがす””友人たちにギターほしいほしいと言いまくってみる””ギターシ

ョップにいってみる””ギタースクールの体験にいってみる”とかとか


ちっちゃなすぐできる行動 というのがミソ。



とにかく、さびついてしまった、正常回路(やりたい→行動(やる)→ 満足)に油をさ

しつづけると、よみがえってきます。



これを続けると確実に”自信””自分はできる(自己肯定感)”がついてきます。

先ほどの例ですが、ギターがすぐに手に入らなくても、”行動すること”を決めて、それ

を”やりきったこと”、これが自信になるんです。



OGI塾では、このことを非常に大事に考えています。何よりも先に”自分はできるんだ”とい

う気持ちを持てるようになってもらう。このトレーニングを最初から行います。


私は、これさえあれば、人生なんとか渡っていけるとさえ思っています。


次回は、”勇気くじき”の反対、”勇気づけ”についてお話したいと思います。