Scorpaというよりも、今のトライアルバイクの排気系はほとんどがチャンバーとマフラーは一体型です。で、お魚を3枚におろすように一体型の物を横からぶった切って、中身のグラスウールを取り出しきれいにして新品グラスウールを同じ量詰め込めば、外見はどうあれ新品性能に復活します。
ですが、エキゾーストパイプはそうはいきません。形状というものが大切で、いくらカーボン焼き上げ吹き飛ばしをしても、形状に凹みや曲がりがあればもとの性能には戻りません。
現在、修復販売予定のこのバイクのエキパイ、とてもじゃないけど焼き上げレベルでは性能復活は無理。ということで、新品の曲管を組み合わせて新たに作り直しています。
スタンダードよりも少し肉厚が厚くて丈夫。また、少し直線部分を長くして低速トルク性能を引き出しています。
75歳になりました自画像