【複製】【複製】黒山レーシングの中古車販売/第2弾TYS140F→② | 一郎のだまされ日記

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チーム黒山レーシング 黒山一郎でございます。

 

ヤマハ発動機(株)製のTTR汎用(何にでも使える)エンジンには、以下の3つのが製造場所あります。

 

1,国産、静岡県磐田市にある工場製

2,ブラジルにあるヤマハ発動機(株)ブラジル工場製

3,ほとんど設計をパクって勝手に設計し、兼価(安価)版の中国製。だからTTRエンジンではない→Gas-Gasランドネに搭載している

 

国産の磐田市工場製のエンジンは、ほどなく人件費の関係でブラジルヤマハへ製造を移し、日本の市場に出回っているTTRエンジンはほとんどがブラジルヤマハ製で、でもブラジル製とはいえ、ヤマハ傘下の工場だから品質は国産となんら変わりません。

 

 

トライアル初代全日本チャンピオンの木村治男さんは、ヤマハ社員ながら「創世記の日本のトライアルの普及に全力を尽くし、そしてヤマハからトライアルの火を絶対に消さなかった」レジェント的な人ですが、このTTRエンジンを日本の工場からブラジル工場に生産拠点を移す時に、約2年間そのブラジル工場へ単身赴任して品質の管理をし、そして製造のすべてを現地ブラジル人社員に指導をした方でもあります。

 

ですので、このTTRのエンジンについては何から何まで微に入り細に入り、知り尽くしている人が木村治男さんでもありますし、そして、黒山選手がヤマハ製4stエンジンで、全日本を戦っていた時のヤマハチームの総監督でもあります。

 

 

という事で、現在復活中のTY125Fのエンジンは「正真正銘のブラジルヤマハ製」エンジンで、ここまで全バラ組み立て前クリーニング済みが進んでいます。

 

 

うちには2台の実動するTY125Fがありまして、永らく置きっぱなしで乗らずの「お地蔵さんか仏像さん」状態。で、今回この機会に2台をエンジンを含めて何から何まで全バラして、2台の部品のうち「良い部品ばかりで組み上げる→販売用」「悪いとは言わないけど、残りもの部品で組み上げる→うちで乗る用」に組み立て仕上げています。

 

「悪いとは言わないけど、残りもの部品で組み上げる」のTY125Fは、例えどこかが壊れてもうちの工場で何とか復活できるけど、このTY125Fを、例えば北海道か沖縄にお嫁に出してどこかが不調になった時に、復活にとても時間とお金がかかりますし信用問題もありますので、お嫁に出すのは「良い部品ばかりで組み上げた」TY125Fですね。

 

4st車は2st車と違って、きちんと手を入れてオイル管理さえしっかりとしてやればエンジンを含めて、まずどこも壊れることはありません。数多い旧車群で、圧倒的に4st車が多い事でこのことが分かります。という事で、TTRのエンジンを搭載したTY125Fは名車ですよ。

 

形になるのは、もう少し待たれよ〜♪