昨日見たニュースで都内が大変なことになっていると知りました。
それは雪!北海道かと見間違うほどの都内の様子に大変驚いてしまいました。
そして、これが1週間ずれていたら・・と思うと、ぞっとしてしまいました。
仮にずれていたら、私は福岡に戻れていなかった・・・(;´・ω・)
と、いうのも今から約1週間前、居たのは東京都内。
都内に降り立ち、まず向かったのは普段ブログで交流のある
「たかいとさん」http://ameblo.jp/a-i-t-o/
一家がいらっしゃる都内の病院でした。
去る2年前の主人の誕生日。
健康体で生まれてきた生後5か月の息子が危篤間際の状態になって
誕生祝いどころではなくなった時、宣告されたのは「拡張型心筋症」。
医師からは「10万人に1人の確率で罹る病気です」と言われ、
頭が真っ白になりました。
周りに、拡張型心筋症 なんて心臓病かかっている子はいません。
孤独で、不安で、どうしようもない。
そんな時、同じ病気を持つ方々と情報共有できないか、
と始めたのがこのブログ。
そこで出会ったのが「たかいと」さん
たかいとさんの奥様、お子さん(お二人とも)拡張型心筋症です。
(更には息子さんは現在移植待機中で人工心臓をつけ、入院生活を送って
います。心肺停止の状態にもなり、癲癇も起こし、本当に過酷な状態です)
ご家族3人が心筋症と知った時は、胸が張り裂けそうな思いがしました。
また、ご自身の家族が大変な状況にも拘わらず、たかいとさんは常に
気配りや、励ましの言葉をくださいました。
私は自分が息子と共に入院していた際、とてもではありませんが
そんな余裕なんてありませんでした。
だからこそ、この状況下で行動してくれる、たかいとさんの心配りに
いつも「凄い!(>_<)」と感じ、感謝の気持ちで一杯でした。
いつかご本人やお子さん方にお会いできれば と常々思っていましたが、
漸く先週お会いする事が出来ました。
正直、たかいとさんのご一家にお会いして目から鱗が落ちました。
私が想像していた以上に素敵なご夫婦、お子さん達だったからです。
同時に、どうしてこの素敵なご家族の方々が、この難病に罹ったのか、
信じられない想いがしました。
また、ブログからでは伝わってこない、
実際にお話しして、自分の目で見て初めて分かる実情も沢山ありました。
そして、その大変な状況の中でも一生懸命に尽くしてくださり、
もう私は頭が上がりませんでした。
「元気を渡しにいくぞー!」と、意気込んでいたのに、
寧ろたかいとさんご一家から元気を沢山受けとる形に。
元気を渡しに行くなんて、そもそもがおこがましかった。
そんな自分が恥ずかしく感じた程です。
また、感じたもう一つのこと。
病気だから、障害があるから、健常ではないから。
そんな諸々、その人、その子自身の持つ「魂の力」には何の関係もない
そんな価値判断 何の妨げにもならない。
その人が、その子が生きてくれていること。
今ここに存在して、病気と戦っていること。
それがどれだけ凄い事か。
きっと、ご本人が一番悔しいのだと思います。
無念さも、思うようにならない苛立ちも、苦しさも。
そしてその姿を見つめるしかできない、ご家族の辛さもあります。
たった少しの時間訪れただけで、
わかったような事、言う資格は私にありません。
でも、とにかく私はご家族皆さんを抱きしめたくなりました。
「もう、そのままで皆さんが大好きです!!(>_<)」
そう、お伝えしたくて仕方ありませんでした。
流石に、出会って間もない私がそんな事したら、
二度と会えなくなる と思い、ぐっと堪えましたが(・・;)
「息子の病気が無かったら、たかいとさんご一家との縁も無かった」
そう思うと、病気そのものは受け入れがたいものだけれど、
感謝すべき事も含まれていると、気づかせてくれました。
どうぞ、皆様も、たかいとさんご一家のご支援のほどよろしくお願いします!
↑東大病院最上階のレストランから