やっぱ僕は〇〇だわ。 | コウトオフィシャルブログ コウトの言葉

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声のお仕事をさせていただいてます。
ここはTwitterには書けない僕の奥深い場所。

覚悟はいいですか?
それではごゆっくり。

人は弱いものだな…って思ったときは、人生の生きていくうちに何度かあった。

 

病気になって悪くなっていく一方だった時。

 

眼の内出血によって世の中が真っ白にしか見えなくなった目。

 

自分がただ何もなく生かされていたあの日々。

 

どうすることもできなかったあの日々。

 

 

今でも鮮明に覚えています。

懐かしさと辛さが混ざったあの感覚は、きっとまた来ることになるっていつも感じてる。

怯えているわけじゃないけれど、現実にカウントダウンは始まってたりする。

いや…今日はそういうダークなことを書きたくなったわけじゃなくてね。

 

ある程度年齢を重ねていても、初めてのことに僕はわくわくするよりも不安が付きまとう性格だった。

本当に人より何倍も何十倍も経験できないことばっかり過ごしてきた今でさえそう感じてる。

なんだろうね…勇気がないというか度胸がないというか。

内気なところもあがり症なところもあるし、きっとネットで見られている性格は仮面被ったコウトです。

 

今回、初めて経験するお仕事をさせていただいた。

とても光栄なことだし、声をかけてくださること自体有難すぎるお話で。

経験がない分自分のスタイルでやるしかなくて、いざ向かっていったときに久しぶりにダメ出しをされた。

ダメ出しというか、スタイルがちょっと違うって言われただけなんだけどね。

 

普通だったらさ、役者さんならダメ出しをしてくださるなんて、なんて有難い方なんだって思う人も多いだろうけれど、

僕はレッスン時代のことを思い出してしまう。

よく泣いていた。

違うっていうことをアドバイスして伝えられているだけなのに、否定されたって感じ取ってしまう。

これはアドバイスだ!って頭ではわかっているんだけど、どうしても先に涙が出てきてしまう。

もっと自分では理解したい、やりたいって思っても、泣きを見た瞬間に講師はレッスンをストップするのだった。

 

人よりも泣き虫な自分。本当は向いてないだろうなぁって感じていたレッスン時代。

でも本当にやりたいという思いを強く持って貫いてきてここまで来た。

そしてここにきて、そのトラウマに近い過去の記憶が今回の仕事の邪魔をし始めていた。

 

Twitterでも言ってたけれどさ。

あの時の精神状況は本当にやばくて。

コップ持った手は震えが止まらないし、みぞおちがずっと痛い。

納期が迫る。

何とか収録しても、これじゃだめだって何度も自己リテイクを繰り返す始末。

出来てお渡しした音源を褒めてくださっているのに、なんて自分はへたくそなんだって自分で自分を蔑み、

仕舞いには現実逃避をして浪費しまくり、食事はとらずに4日間で4食という偏食になり…。

 

書き出してみたけれど本当にやばい人だわ。

昨日よりモチベーションが上がることができ、今日は落ち着いて物事が見れている状況です。

改めて思ったよね。僕は弱い。

いつも自信をもって自分のボイスを届けているんだけど、久しぶりにプロクオリティのお仕事にズタズタにされました。

 

でもさ。

ここまで書いたけれど、よくよく考えたらこんな経験あまりできないよな。

恵まれているって言葉だけに片づけたくないけれどさ、

僕は恵まれているんだと強く感じるよ。

こうやってちょっとかもしれないけれど前に進むことが出来たし、

前に進むときに一人じゃなくていろいろな人が支えてくださった。

こんなしがない自分に手を差し伸べてくださる人がなんて多いこと…。

いろいろここでは言えない話もあるような僕だけれど、

ちょっとだけ、間違いじゃないよな。この道。って思える道を進んでこれたって自信になってる。

 

次があるかクライアントさんの想い次第だけれど、もしまた機会をくださるのなら、

またあのみぞおちの痛みをもう一度感じたいね。

 

そっか。やっぱ僕はMだわ笑