9年間の思いとサイン | いつかまた君と会う日のため(自殺・自死遺族ブログ)

いつかまた君と会う日のため(自殺・自死遺族ブログ)

2013年12月、最愛の妻をうつ病による自死で亡くしました。
結婚して1年1ヶ月、あまりにも短すぎました。
体に障害があったけど、懸命に生きていた妻。
妻の事を忘れない為、初めてブログを書きます。

◎初めて当ブログへいらっしゃった方

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皆様、こんばんは。

 

先日名古屋の住まいを退去するため、思い出の品を処分しました。

 

妻が結婚した時に持ち込んだ、二人の思い出の物の数々です。

 

思い出が強いので最後の最後まで残していた物ですが新居には持っていけないので、捨てる前に全て写真に残しました。

 

 

他に妻の来ていた部屋着やパジャマ、エプロンなど、短かった新婚生活を思い出すものも写真に撮りました。

 

一つ一つ手に取って撫でたり、ぎゅっとハグし終わってから一気にゴミ袋に捨てていきました。

 

これは辛かったなぁ。

 

 

 

その日の夜、、。

 

凄い久しぶりに妻が夢に出ました。

1年以上振り?

その日は妻の誕生日でもありました。

 

ヘンテコな夢で、なぜか2対2の合コンみたいな場面です。

 

妻が自分ではない男性の方に口説かれている感じで、それをなんとか自分の方に振り向かせようとする夢(笑)

 

なぜこんな夢を見たのか謎ですが。

そのまま目が覚めましたが、なんだかモヤモヤする夢でした。

 

 

引っ越し業者がすべての荷物を運び出した翌日、掃除のため一人で名古屋の部屋に戻りました。

 

掃除機をかけ、床や扉をピカピカに磨いて数時間。

 

掃除が終わってすべての窓を開けると、春の爽やかな涼風が部屋を抜けていきます。

 

とても天気が良い日だったので、カーテンの無い部屋中に明るい日差しで満たされました。

 

不意にここに引っ越した9年前の事を思い出しました。

 

 

あの日は秋だったけどとても天気が良い日で、義家族が妻の荷物を運ぶのを手伝ってくれました。

 

あの日も秋の爽やかな風が部屋を吹き抜けていました。

 

まだカーテンもないからの部屋を見てお義父さんが「ここは明るい部屋だなぁ。いい部屋だ。明るくていい。」

 

そんなことを話していました。

 

ここから妻と明るい未来が始まるんだ。

 

それを信じて疑いませんでした。

 

 

引っ越し当日から、妻との生活、突然の死別から自死遺族の生き地獄。

同時に栄養療法や心理学の勉強や本を読みまくって、妻の生きた証を残すために起業したことなど。

 

この9年間を走馬灯のように思い出しました。

 

嬉しかったこと、辛かったこと(9割が辛いことだけど)。

急にこの思いとともに生きてきた空っぽになった部屋に感謝したくなり「ありがとうございました!」と声を出し、一礼して部屋を後にしました。

 

自死遺族になった1年目に読んだ本で、死別してから思い出の住まいを出るまで8年かかったと書いてあり、その時は「そんなにかかったのか!」と驚いたものですが。

まさに自分も8年かかりました。

 

 

一人じゃなく二人でこの部屋を出たかった、、、。

なんで一人なのかな。

 

 

とても悲しい気分になりそうだったので、すぐその思考からは気をそらして新居に車で移動しました。

 

 

新居に着いた直後、不意にスマホでLINEのお知らせ音が鳴りました。

 

「〇美さんから友達追加されました」

 

えっ?!

 

妻と同じ名前じゃん。

 

 

 

LINEを出電話番号で友達登録できる設定にしてあるので、ごくたまに知らない名前から友達登録がありますがこのタイミングで妻と同じ名前がスマホに急に表示されるとは、、、。

 

スマホ使い始めて8年になりますが、今まで妻と同じ名前で友達登録されてことなど一度もなく、、。

確率の問題で考えてもこのタイミングで来ることがヤバい。

 

これは、、、。

久しぶりの妻からのサインなのかな、、。

 

この時と同じで、タイミングが凄い。

 

 

勘違いでもいい。

妻からの新生活のエールだと思っておきます。

 

 

そしてつい先日越してきた新居では、いまだに段ボールの壁の中。

 

無理せずGW中に少しずつ荷ほどきします。

 

 

 

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