ここは、どこ…？
青空が広がり空気があって、
地球だとは思うけど、
子供の頃に姉と テレビ で見た
“宇宙家族 ロビンソン ”が漂着した
どこかの見知らぬ惑星のようにも思えます…。
あたり一帯に繁茂する奇妙な形の木、
ジョシュア・ツリー …。
ジョシュア・ツリーは、ユリ科の草に属する。大きいもので１５ｍの高さに達し、推定年齢約９００年のものもある。
乾ききった大地にそびえる奇岩の丘…。
かろうじて生きているように見える低木や草々…。
ここは、ジョシュア・ツリー国立公園 （1994年に制定） 。
ロサンゼルス から10号線を東に向かって
約150マイル（240km）ほど行った所にある
高原砂漠地帯、
モハーヴェ砂漠と コロラド砂漠 の一部です。
標高の高い モハーヴェ砂漠 が
ジョシュア・ツリー の特別な生息地帯です。
ここの地質的特徴は、
土もなくむき出しの巨礫（きょれき）となった岩の丘です。
この巨岩の山は、
世界中の ロッククライマー の憧れで、
腕を磨く場にもなっているそうです。
巨岩の丘があちらこちらにある平地には、
まるで夜になったら動き出すのではないか
と思える ジョシュア・ツリー があちこちに立っていて、
まるで別の惑星のような別世界です。
ここの巨岩の上に ポツリ と座り、
見渡す限りに広がる大地を眺めていると、
何の音もせず、
心の中が洗われてきます。
四方八方に丸みを帯びた巨大な裸の石が転がる大地に
ジュシュア・ツリー がちょこちょこ立っているだけの奇妙な風景ですが、
なぜかまっさらな温かい気持ちになって、
不思議と癒されるのです。
荒野には何か不毛の イメージ があったのですが
実際に来てみれば大違い…。
ここにはどことなく万物の精気が
満ち満ちているような気がしてなりませんでした。
この公園の大きさは約 3,200キロ 平米だそうで、
東京都（約2,200km2）や神奈川県（約2,400km2)などは
すっぽり収まってしまうほどの広さです。
不毛の大地などとも言われますが、
ここで観られる生態系も豊かです。
もちろんあまりにも広いので、
岩に座って眺めていても、
コヨーテ も ロードランナー も見かけませんでしたが、
主人は穴 ウサギ のようなものを見たと言っておりました。
日本では、AKB の大島優子さんが、
この ジョシュア・ツリー の巨岩をバックに
TVコマーシャル の撮影をしたそうです…。
↑クリックで映像が見れます。
このような風景に触れることのない日本の方に
体験してもらいたい場所のひとつです。
アメリカ の大地を見ずして
地球は語れないなーと思いました。
次の機会には キャンプ をして、
一日中浸ってみたいと思った癒しの地でした。