四国八十八ヶ所霊場 第9番・正覚山菩提院法輪寺/第10番・得度山灌頂院切旗寺  | 日々の暮らし

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ただの一般のオバサンのブログです。来たい人が来て下されば良いと言うスタンスです。

皆さん、おはようございます。今日もお忙しい中、ブログにお越しいただきましてありがとうございます。昨日は仕事で関越自動車道の傍を通りましたが、混雑していました。やっぱり連休ですね。昨日は憲法記念日、今日はみどりの日、明日はこどもの日で端午の節句。大型連休とは言え平和だったり、自然に対してだったり、そして子供さんたちの成長を祈ったりと何か大切な事を考えさせられる日が重なります。楽しい中にもそう言った事も頭の片隅で考えられるように出来たらな、と思います。
 
四国八十八ヶ所霊場の第9番は法輪寺。高野山真言宗で釈迦如来が御本尊になります。以前は現在地よりも北側にあったとされています。弘法大師が仏さまのお使いの白蛇に会って開かれたお寺です。戦国時代には長宗我部元親の兵火に遭遇し、建物のほとんどを焼失してしまいます。そして現在地に再興したのが正保年間(1644~1648年)で、現在の寺号にこの時に改められました。現在地に移転された後にも火災に遭ってしまい現在の堂宇は明治時代に再建されたものです。御本尊のお釈迦さまは弘法大師が彫った涅槃像。頭を北にしてお釈迦さまが亡くなった時のお姿です。火災の時にも何度か運び出され被害を免れており、普段は秘仏だけれども毎年2月15日に御開帳になります。
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 
そして第10番は得度山灌頂院切旗寺、こちらも高野山真言宗で千手観音さまが御本尊になります。1番から順打ちの巡拝を始めた人にとっては最初の山寺になります。9番法輪寺からも1時間ほどかかります。最初の急勾配の石段があり、99段まで行くと右に向きを変え159段の階段に続きます。その先には更に男性の厄年と女性の厄年に合わせ42段と33段の階段があります。苦しみながら辿り着くとようやく御本尊に会えることが出来ます。遍路の中の難所のスタートに当たるお寺でもあります(◎_◎;)。伝説では弘法大師がこの地を巡錫中に機織りを折る娘さんに出会います。弘法大師の僧衣がボロボロになっていたのを見かねて、その娘さんは自分が織り上げた布を差し上げます。その事に対しての恩返しをしたいと思い娘の希望を訪ねると、自分の両親の菩提を弔いたいとの事で、1番かかって観音菩薩を彫り上げて得度勧請を授けました。9番から歩いて1時間。公共交通機関での移動手段はありません。
 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
この後、徐々に山道・坂道・会談に苦しむことになります(@_@;)。
 
 
今日も皆さんが心穏やかにお元気でお過ごしになれますように。