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久しぶりに

ブログを去年の四月以来放ったらかしにしておりました。
2016年の二月も終わりに近づいた。個人的には気づきがたくさんある毎日を過ごしている。すこしだけ人生が落ち着いてきたのかなと、最近錯覚している。
また思い出したように、ぽつぽつと独白のような、メモに走り書きのような感じでここに綴れればと思う。


『WHITE』萬田 在廊日

展示が始まって、来週の金曜日でちょうど一ヶ月。
出張等でばたばたしていて、なかなか奈良に戻れませんが、ゴールデンウィークの5/1~6は喜多美術館に在廊予定です。毎日、三輪に通うなんて高校生の時以来なので、嬉しいです。
新緑の三輪に散歩がてら、喜多美術館に遊びに来てください。

写真展『WHITE』本日4/3より開催

日付変わって、本日4/3より6/7まで奈良県桜井市の喜多美術館にて写真展を開催します。
萬田の在廊はゴールデンウィークが主になると思いますが、春の三輪散策と併せて、写真展会場にぜひ、足をお運びください。先週、搬入、設営のため、三輪を訪れましたが、それはそれは気持ちのよい晴れのうつくしい一日でした。

月、木曜日は休館日になります。ご注意ください。
詳細は喜多美術館のHPでご確認を。



萬田康文写真展『WHITE』

来月4/3より地元である奈良県の美術館で写真展を開催します。
会期は二ヶ月間。僕も何度か会期中に美術館に足を運ぼうと思います。

会場の喜多美術館は桜井市の大神神社(おおみわじんじゃ)の近くにあります。
僕は高校時代に部活のウォーミングアップがてらのジョギングのゴールは大神神社でした。
その道程が「山辺の道」という歴史的な小さな街道で、喜多美術館はその傍らに静かに佇んでいます。毎日のように美術館の横を走っていたのですが、中には入りませんでした。
初めて入館したのは二年前の春。常設展の派手さはないが、品のよい内容に静かに心が動かされました。そして、別館では企画展の展示をしています。僕の展示もこの別館で開催します。

2010年に茅場町の森岡書店で展示した『WHITE』と未発表の別の『WHITE』の両方を今回は展示します。既に発表したシリーズは奈良で撮影した雪の光景を、新作はイタリアで撮影した霧の光景です。奈良とイタリア。僕に関わりの強い二つの場所の光景を、思い入れの強い三輪という土地で展示出来るのはとても幸せなことです。

初めて美術館を訪れた5月、新緑の三輪はそれはそれはうつくしく、おおらかで、心やすまる空気に満ちあふれていました。僕は新緑の空気を吸い、まとい、えんえんと散歩をしました。
この感覚を僕の好きな人たちと共有したい、三輪さんにふれてもらいたいと、歩きながら考えました。写真展をすればいいんだ、と考えが、ふと頭をよぎりました。
写真展のテーマは「見る、見える、見えない」についてです。視覚重視の普段の感覚とそれが用をなさなくなった時の人(僕自身)の他の感覚についての写真です。

三輪は見るところではなく感じるところだと、僕は思います。高校生の時から、嫌な事があると、三輪山が見える場所に行きました。ひとり、座ってぼーっとしてると不思議と心が落ち着きました。僕はスピリチュアルという言葉が胡散臭くて嫌いなのですが、大昔から今に至るまで、人々の信仰の対象となってきた場所にはそういう効果もあるのかもしれません。

この春はぜひ、三輪散策と喜多美術館へ足をお運びください。
案内のハガキが必要な方はメールください。

喜多美術館





そもそも自分にない持久力と年齢について

発熱、結膜炎、咳の病弱っぷりのスタートで2015年が幕を開ける。
まだすっきりとしない。目もまだ血走ってる。
典型的な中距離ランナー体質なので持久力はないのだが、今年は僕にしては
少し先の予定も決まってて、そこまでは倒れも、逃げも出来ない感じだ。

40歳をこの夏に迎える。
もう年齢は一般的にはじゅうぶん大人なはずなんだけど、自分はやっぱり自分でしかなく、
なんの成長も感じられない。
それでも節目は節目なので、今年はひとつの(個人的に)シンボルになるような一年にしたいと思う。30歳を迎える年は「えいや」っと(人に背を押されたとはいえ)、飛び出せた年だった。
年齢なんて、そんな風に自分に発破をかける、きっかけとして使うのが一番気持ちいい。
それ以外の場面ではさほど重要ではないと信じている。