彼と彼の梅雨明け・21 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

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※BL妄想書庫です

 

苦手な方はお気を付けください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁっ…はぁっ…もうっ…ムリぃ…」

 

「ムリじゃないよ、全然足りない、もっとだよ、もっと…」

 

 

無理です

 

足りてます

 

 

「一人にしちゃったニノの全部、細胞の一つ一つまで俺で埋めるから…それでいい?それで許してくれる?ねぇ、ニノ」

 

 

全部大野さんで埋まりました

 

許します

 

 

「煽ってくれた分もしっかり返すからね」

 

 

充分受け取りました

 

 

「嘘はダメだよ、ニノ」

 

 

嘘じゃないです

 

 

「寂しくさせちゃった心がそんなに簡単に満たされるわけない」

 

 

言葉で示しても、態度で示しても、大野さんは止まらなかった

 

それは、つまり…

 

 

「智は…すごいねぇ…」

 

「なにが?」

 

 

足りてるし、埋ったし、元々許す許さないじゃないし、身体も満たされている

 

だけど、心の隅の、またその隅のほうで、俺は「もっと」と叫んでいた

 

 

「…分かるんだ?」

 

「うん、分かる」

 

「言わなくても、伝わっちゃうんだ?」

 

「うん、伝わっちゃう」

 

「えへへっ」

 

「んふふっ」

 

 

 

それからは朝も夜も認識出来ず、上なのか、下なのかも分からなくなった

 

突いて欲しいところを突かれて、弄って欲しいところを弄られて

 

これ以上出したら枯れちゃうかもね?と二人で笑って

 

そしてまた二人一緒にグーグー寝た

 

 

 

「ふぁ~…」

 

「おはよ、ニノ」

 

「…ふふっ」

 

「どうしたの?」

 

「あきらかに…朝じゃないですよね?」

 

 

だって、カーテンの向こう側が真っ暗だ

 

 

「ニノが起きた時が二人の朝だから」

 

「あははっ」

 

「ニノ、呼んで」

 

「大野さんを?」

 

「そう」

 

「…智」

 

「んふ~」

 

「んふ?」

 

「見てー」

 

「わぁ~」

 

「俺は今朝もニノを見てニノに欲情してるよ」

 

 

大野さんは目が覚める度に、元に戻っているということを生真面目に報告してくれた

 

 

「俺は…そこにキスしたい恋人でもいいですか?」

 

 

俺も、大野さんを見て大野さんに欲情していることを報告する

 

 

「ニノがっ?!こ、ここここにキスするのっ?!」

 

「そんなに驚きます?」

 

「だだだって!」

 

「一応言っておきますけど、はじめてじゃないですから」

 

「えっ?!嘘でしょっ!こんなに素敵なこと覚えたてないとかっ」

 

 

あーん

 

ぱく

 

 

「ああっ ニノっ ダメっ 頭が爆発しちゃうっ」

 

「んあえあいいおん」

 

「くっ くちにっ いれたままぁっ しゃ…しゃべっちゃ…だめっ」

 

「んー…ダメなんですか、やめますか」

 

「やっ…やめないでーっ」

 

「はいっ」

 

 

 ちゅー

 

 

「んんっ ニノぉっ」

 

 

記憶に残っていないことが悔しいので、今度こそはしっかりと覚えていてもらうために

 

 

ちゅーちゅちゅー

 

 

「あーっ」

 

 

ちゅーちゅくちゅー

 

 

「ああーっ」

 

 

身体に、思い切り、俺を叩き込んだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく