彼と彼の梅雨明け・20-1 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

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苦手な方はお気を付けください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁーおいしい、やっぱりおいしいっ」

 

「はぁっ はぁー…びっくりしたぁ…」

 

 

一瞬で真っ白にされた頭が少しずつクリアになる

 

 

「ニノももっ ニノももっ」

 

「…んっ」

 

「ニノばななぁ~ ニノばぁななぁ~」

 

「…んんっ」

 

 

大野さんは食すことに満足したのか、今はつんつんしたり、ふわりと包んだりしながら、上機嫌で歌っている

 

なぜ桃と呼ぶのか、なぜバナナと呼ぶのかは、もう問うまい

 

大野さんが楽しそうなら、それでいい

 

 

 

「じゃあ、そろそろご飯の用意を…」

 

 

突き抜けた刺激の余韻が残っている腰にふんぬっと力を入れて起き上がろうすると

 

 

「まだ腹ペコっ」

 

「ひゃっ」

 

 

先っぽに溜まっていた体液をちゅっと吸われて、むぎゅーっと抱きつかれた

 

 

「ダメだよー、全然腹ペコだよー」

 

「だから…ご飯…」

 

「足りない、全く足りない、ニノも足りないはずだよー」

 

 

空腹感は桃とバナナを食されたことで吹き飛んでしまった

 

大野さんも空腹を気にしているようには見えない

 

でもやっぱり腹ペコ?

 

 

「えっと…?」

 

「ニノを一人にしちゃってる間、俺はニノに一回も触らなかったんだよね?」

 

「はい」

 

「自分のことだけど、びっくりするほど有り得ないよね?」

 

「俺も、そう思ってました」

 

「だから俺を煽ってくれたんだよね?」

 

「煽る…」

 

 

俺は大野さんを煽ったのかな

 

反応を示してくれるかもしれないとは思った

 

でも、ただ単純に、近くに居るのに触れ合えないことが堪らなく寂しくて、どうしてもこっちを向いてほしくて、それで…

 

 

「色気だだ漏れであんなに妖艶に煽っておいて、これでおしまいだなんて、ねぇ、ニノ」

 

 

えっ?

 

無いところからかき集めた妖艶さらしきものを俺って出せてたの?

 

 

「ニノ?聞いてる?」

 

「あ、はい、聞いてます、妖艶さ…えへへっ」

 

 

俺もやれば出来るじゃーん

 

 

「ほらそれ!また出してるっ!」

 

 

また出せたんだ?

 

俺ってすごいなー

 

よーし、張り切ってご飯の用意しよー