「幸せの処方箋」再UPの続きです！未読の方是非お目を通してみてください！お正月になりますと「神宮大麻」というお伊勢様のおふだとお暮しの地域の氏神様のおふだをあわせてお祭りしてくださいというお知らせを聞いたことがある方多いのではないでしょうか？
さてなぜでしょうネ？今回はその答えの一端に触れています
老若男女問わず、日本という国は原始人から推古天皇の御代に繋がっていると思い込んでいる方が実に多いです
推古天皇は既に３３代目の天皇であり、その前には初代神武天皇から崇峻天皇まで32代の天皇が国の調和を保っていました。
もう一つ
自国の歴史科目名を「国史」と言わず「日本史」と、第三者のような目線で言っているのも実に興味深いですね
先ほど私は「調和」という言葉を使いましたが、調和の源とはなんでありましょうか
（
しらけちゃダメよ～駄目駄目
）
現存する最古の書物「古事記」は一般的に神話と理解されている方が多いと思いますが、実はそれだけではありません。根拠は「古事記」以前に存在していた書物「帝紀（ていき）」「旧辞（くじ）」といった謂わば「古事記」も基礎となった書物を編纂する際、第40代「天武天皇（てんむ）」は「邦化の経緯（ほうかのけいい）とする」と記録されている点です。
邦化の経緯とは、「今日までに及ぶ日本並びに日本人の歴史的・精神的な原点」が上記の書物であるという意味ですね
皆様よくご承知の神様「天照大御神（あまてらすおおみかみ）」。太陽のように全てを平等に照らす神様というご性格なのです。
この天照大御神様が一度だけお隠れしてしまったお話しがあります。以前にも触れましたが弟神の「素戔嗚（すさのお）の命」が天照様の暮らす世界で乱暴狼藉を働き、このキレた弟にビビったお姉さんは岩に隠れて扉を閉じてしまったのです
（岩の扉を自力で閉めたのだから、今も昔もいざとなると女性って凄いよね～
）
結論を述べますと、多くの神様が会議を開いて、天照様を岩から引っ張りだし、めでたしめでたしとなった訳でありますが、ここっ
ここがベリ～インポータントなんです（僕も横文字を使ってみたかった・・・・
）
どんなに立派で凄いお力をもった神様でも、天照大御神様の平等に照らす光、言い換えれば「調和」ですね
。この「調和」がなければどんなに立派な組織でも優れた能力をもっていても砂上の楼閣となるんですよということを、私達に伝えているのですね
従って皆さんがお気に入りの神社があるとしますよネ！でも！その神社のご祭神も「天照大神様」の「光」すなわち「調和」がないと自身のお力を発揮できないのです！岩戸から出てきていただかないと神様それぞれも調和を保てず自身の「個性」も発揮できない。だから必死で会議を開き、もう１度お出ましいただいたと解釈すると良いかと思います
これがお伊勢さんのおふだを先ずは祀って欲しい理由の一つなんですネ
会社でも地域活動また家族もおいても組織を統制するためには「調和」が必要であり、スサノオのように好き勝手なことを行えば組織は調和をなくしいずれ消滅するのであるという戒めにもなっているんですネ
よく「場の雰囲気を読め」といいますが、正にこれは、その名残
。つまり「調和」とは目には見えないけれども何かを行う上でぜ～ったい不可欠な唯一無二の超大切な（しつこいょ）要素ですょ
ということですね
私は2000年以上前の祖先が天照大御神様を精神的に誕生させ、その象徴である「伊勢神宮」を建立し、「古事記」を始めとする様々な書物を残した意義は、先ずは学者方の研究の成果を筆頭に、しかし、一方では、とてもとても素朴な地域や家族が「仲良く生きる為のマニュアル」じゃないかと思っています
皆様を取り巻くあらゆる生活のシーン。例えば「家族生活」「会社生活」「学校生活」を始め、更にミクロでは「恋愛」「結婚」「合奏・合唱」「スポーツ」「宴会」「旅行」ｅｔｃ．．．全ては目に見えぬ「調和」から成り立っていませんか
逆に「調和」をなくした時には「離婚」「破産」「倒産」「解散」という光を失った真っ暗な世界がやってきますね
私達ひとりひとりが天照大御神様の御神徳「調和」を保つ努力を先ずは心掛けましょう。次に他の神々が「学業の神」「商売の神」「農業の神」「漁の神」といった個性をもつように、皆様一人一人もかけがえのない個性をもっています。そのお力は「調和」を基に個々が発揮すれば、素晴らしいハーモニーとなるですね
この「和」の原理を私達のご先祖は今、この瞬間も教えてくれているのです・・・
２４時間実に多くの職種に携わる皆様のお陰によって私たちは活かしあって（＝生かしあって）生活が出来ています。
わが国に於いては「雅楽」という伝統文化が現存しています。これは正に一つ一つの楽器が個性的な音色を奏でながら一つの「和楽」を完成させるのです。それは目には見えぬ「調和」が生きているからなんですよネ
「お芋」「お米」「調和」ときましたね！この続きはまた次回で