♬「取り戻しませんか?日本的メメントモリの心」♬ | ♪ILL be right here♪~♡あなたに言の葉の処方箋♡

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~何気ない言葉の中には貴女に知ってもらいたいメッセージが沢山込められています。学校では教えられない和の伝言をここに綴ります♪~

昨年の夏頃だったかなぁ~。テレビCMでやたらと「メメント・モリ」というCMが流れていたように記憶しております。

 

ゲームソフトのCMだと思いますが小生まったく内容は存じ上げません(*´∀`*)

 

しかし「メメントモリ」なる言葉や文化については、学生時代に学んだことから記憶には残っています。

 

(確か・・・←すでに大学を卒業して数十年経過しており全く自信がないえーん)メメントモリとは英語では「リメンバー・デス」となり、「死を決して忘れてはいけない」の意味で、元々は古代ローマ帝国の凱旋パレードで叫ばれた言葉です・・よね←お~~~い大丈夫か~~滝汗滝汗

 

勝利の陰で死んでいった英雄を称えた言葉なのですが、キリスト教の布教とともに、その意味はやがて「今を楽しむのではなく、死後のことを考えて生きましょう」・・・みたいな意味に変わっていきました・・・ハズ・・←完全にOUTびっくりマークびっくりマークびっくりマーク

 

これが文化となり、次第に行事化していったのが本来の「フェスティバル」。・・・が!我が国でフェスといえば単なる商業主義の催事としか認識されておりません・・・泣くうさぎ泣くうさぎ

 

 

まぁーそれが日本人の寛容さといいますか、朗らかさといいますか、とても良い点だとわたくしは捉えております爆  笑

 

では、日本には「メメント・モリ的!?」な慣習や文化はないのかといいますと、しっかりと残っております!

 

それが毎年綴っている「お焚き上げ神事」で、地方によって言い方は異なり「左義長」「どんどん焼き」「どんど焼き」「とんど焼き」「とん焼き」など・・・一年間祀った神様のおふだや縁起物を神職がお祓いして、火の神様のご神威によって焚き上げて御霊(みたま)は空へ、灰は大地へと戻す神事です飛び出すハート飛び出すハート

 

いったいこの神事のどこかどうメメント・モリなのかといいますと、おそらくですが、古代ローマにおいても、死者の心を忘れてはいけないという点においては、我が国の祖霊観に近しい感覚があったと考察される件です。

 

たかが古いおふだのお焚き上げかと思われるかもしれませんが、実はこれって葬祭式の「モノ」バージョンなのです。

 

古くから「冠婚葬、全ては神事」であることから「冠婚葬祭」といいますよね飛び出すハート飛び出すハート

 

一つ一つの神事にはすべて生きるための意味が込められているのですが、葬祭式は特に、地域を支えていた有識者・技術者・篤い人望を集めていた者・・・そうした財産が失われた一大事だったのです!

 

そこで人々は一箇所に集まって、神様となった死者を幽界(かくりよ)に送り、その空いた役を決定する会合を行ったのです。

話し合いによって無事、引き継ぎができるからこそ「死を乗り越える」という言い回しが誕生したのでしょう飛び出すハート

 

ご承知の通り、今は自由資本主義によって、地域社会は疲弊し、どこも人手不足となりました・・・。

 

なんでもお金!では解決しないことを私たちは今、身を持って知らされております・・・。

 

自分たちが理想とした経済思想が、今度はわたしたちを潰そうとしていることに早く気がつかなければ手遅れどころか、自然消滅することは目に見えているのですえーんえーん

 

先人がなぜ「冠婚葬祭」を大事に守り続けてきたのか・・・。

 

そこにはきっと「やりたいことをやる・・・前にやらなければならないことがある」という普遍の教えを祭りという形で教えてきたからだと思うのです飛び出すハート飛び出すハート

 

だからこそ「人間」とは「人と人の間にあるもの」と綴るのではないのでしょうか?

 

人と人の間には見には見えない「お陰さま」が存在し、それは「隠身(かみ)さま」とも云われます。

 

人が人間であるためには、お陰様への感謝とそれを守ろうとする努力が必要になります。

 

それを皆が認識したとき、国家を形成しているのは人のみならず「お陰様」の存在も含まれて、初めて人間社会は正しく機能し、日本という国が再び輝くのではないのでしょうか・・・。