「美味しんぼ」で鼻血が脚光? | のるすけのブログ

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5000人~10000人に1人といわれるオスラー病(遺伝性出血性毛細血管拡張症)の光明を探すためブログを立ち上げました。オスラー病患者さんか、そのご家族限定でアメンバーを募集中です。宜しくお願いします。

人気連載漫画「美味しんぼ」の

「福島での鼻血」に関する表現が騒動になっています。


福島県内の実情を知らない私が、真偽について

とやかく言う資格はありません。


たまたま、昨日の夜、スタンリー・キューブリック監督の

「博士の異常な愛情 

 または私は如何に心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」

を見直したばかりなので

核の恐ろしさや、政府が国民に何も知らせない可能性もあることを思えば

どちらの言い分が正しいかは、もしかすると

10年、20年経たないと分からないのかもと思います。


ただ、マンガにも登場する前福島県双葉町長が

ここ最近の鼻血だとブログで紹介した写真を見て

不謹慎ですが、ちょっと笑ってしまいました。


前町長のブログには

5月1日から10日までに4度鼻血が出たとして

ティッシュに鼻血がついている様子などがアップされています。


我が家では、今日一日だけで

娘が、朝と夕方と夜寝る前に鼻血を出し

先日耳鼻科でレーザーで焼いてもらったばかりの妻も

風呂上がりに、数日ぶりに出血。

量も、前町長のブログで紹介した鼻血の10倍くらいでしょうか。


もちろん、我が家の鼻血の原因は

オスラー病ですから比較しても仕方ありません。

うちのほうが鼻血が多いと自慢するつもりもありません。


私が危惧しているのは

今回の騒動がきかけで鼻血が脚光を浴びることで

オスラー病に対する偏見が出ることです。


たとえば、うちの娘が学校で頻繁に鼻血を出した時に

放射能のせいじゃない?なんて言われるのは

やっぱりイヤなものだし

噂が一人歩きをして

現代版「はだしのゲン」のように差別をされることも避けたいものです。


と今回の問題を自分本位な立場に置き換えて考えると

私がとやかく言うつもりはないとも言っていられない

切実な問題だということがわかります。


信憑性のはっきりしない噂が広まり

「やっぱり福島県は汚染されているんだ」

と後ろ指さされる福島県民は、たまったもんじゃない

という結論になります。


原発問題は、お互いの主義主張は平行線のままで

なかなか変えられないんでしょうが

論争が長引くと、それだけ福島へのダメージが増すばかり。


「誰とく」状態になっている今回の騒動が

早期に収束することを願うばかりです。


といいつつ明日から、娘は中学生となって初の林間学校です。

これまで2泊の外泊は経験済みですが

今回は5日間もの長期滞在。


鼻ぽん、トランサミン、リンデロン…といろいろと

薬は準備しましたが

面倒くさがり屋なので、毎日、きちんと薬を飲んでくれるかどうか…


毎日、鼻血が出ないだろうか

たくさん鼻血が出て、友達に引かれないだろうか

朝、シーツや枕が汚れないだろうか…と

心配はつきません。


とりあえず、我が家では

娘不在の「さびしんぼ」問題が悩みの種となりそうです。