2話前半のあらすじ
アギンは夫を殺害した亜紀葉を「妖怪獣」ブリンゲスの姿に変えた。
妖怪獣が現れればネオTAC、引いては相美が現れる。
そのことを知っていたアギンが仕組んだことである。
妖怪獣が現れればネオTAC、引いては相美が現れる。
そのことを知っていたアギンが仕組んだことである。
全ては自身が狙っていた命・・・同じジャーク星人であるギーセの・・・を相美に奪われたことで、彼女を殺害することに目的を変えた為だった。
まことは地球の平和を守るため、黒いウルトラマン達に追われている身であるにもかかわらず、ウルトラマントラストに変身し、ブリンゲスと戦い始めた。
トラストは自らの体を黒と紫のストライプに変え、黒いエネルギーの球体をブリンゲスの体内に押し込んだ。
するとブリンゲス黒い炎に包まれていき、次第に元の亜紀葉の姿に戻っていった・・・
するとブリンゲス黒い炎に包まれていき、次第に元の亜紀葉の姿に戻っていった・・・
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亜紀葉は意識が戻った。
しかし体が全く動かない・・・そこへアギンが現れた。
しかし体が全く動かない・・・そこへアギンが現れた。
目が見えない亜紀葉だったが、それを気配で理解した。
「あなたは、一体何者・・・?宇宙人なの・・・?」
「あなたは、一体何者・・・?宇宙人なの・・・?」
アギンは答えず、亜紀葉の腹部・・・トラストが黒い球状のエネルギーを入れ込んだ場所・・・に手を当てた。
「ふふふ・・・なるほど。あの“黒”はポワズナードか。アンチルナムニウムを“毒”で消化し、それをルナムニウムで包み込んでブリンゲスの中に取り込ませたのか」
亜紀葉はそれを聞いていたが、何もその状況を理解できずにいた。
「そうか・・・ギーセ・・・。お前は死んでも邪魔者だなーーー!!」
アギンは怒りを覚えた。
アギンは怒りを覚えた。
その叫びに亜紀葉は改めて恐怖を覚えた。
「私はどうなるの・・・?どうして私を怪獣になんかにしたの・・・?」
「私はどうなるの・・・?どうして私を怪獣になんかにしたの・・・?」
アギンは亜紀葉を見て言った。
「ふふふ、ナゼって?じゃ、君は自分の夫を殺したのはナゼだ?」
「ふふふ、ナゼって?じゃ、君は自分の夫を殺したのはナゼだ?」
「私を裏切ったから・・・」
「そうじゃない、彼は君がすぐに怒りをぶつけて来ることに悩み、女の気持ちを分かろうとして職場の女性の話を聴こうとしただけだったんだ」
「そ、そんなの・・・!」
「ウソだっていうのか?
まぁ、いい。でもどんな時も信じ切れなかったことで、君は最悪の結果を自ら招いたと言える。
いつも自分の事を押し付けるばかりで相手を思いやることも怠ってきただろ?そりゃ彼も君のことで悩むさ。
そして彼も君に誤解を与えないような配慮をすべきだったし、君を甘やかし過ぎたことで、こんな悲惨なことを引き起こしてしまったね。
一生のパートナーだったハズなのに、お互いに信じあえるよう努めなかった。
君らは自分たち二人の幸せを、いつの間にか考えることを忘れてしまった・・・そんな君がパートナーを殺した時、真っっっっ黒なオーラが君を包み込んだ。
地球を破滅させるのに、絶好な“材料”ができあがった、というワケさ。君を怪獣にした理由はね、それだよ」と言ってアギンは微笑んだ。
亜紀葉は返す言葉もなかった。
“そうか・・・確かに。私は自分の不満ばかり、そして色んな我儘を彼に押し付けてばかりだったな・・・あんな姿(=ブリンゲス)になる前から私は“怪獣”だったんだ・・・」
“そうか・・・確かに。私は自分の不満ばかり、そして色んな我儘を彼に押し付けてばかりだったな・・・あんな姿(=ブリンゲス)になる前から私は“怪獣”だったんだ・・・」
亜紀葉は大声で笑った・・・そして泣いた。
「ったく・・・うるさいなっ」
アギンは銃で亜紀葉の心臓を撃ち抜いたのだった。
そして亜紀葉は消えた。
アギンは銃で亜紀葉の心臓を撃ち抜いたのだった。
そして亜紀葉は消えた。
「さて、次へ行くか・・・」
(その4につづく)