所変わって、ここはネオTAC基地・・・。
「まことが帰って来ていたな?」
シグナリオンに襲われそうになった時にトラストが現れ、相美を救っていたのを沖田隊長はモニターで終始見ていた。そしてもちろん、ブリンゲスとの戦いをも。
シグナリオンに襲われそうになった時にトラストが現れ、相美を救っていたのを沖田隊長はモニターで終始見ていた。そしてもちろん、ブリンゲスとの戦いをも。
「はい・・・でも、元に戻っていたら居なくなっていました」(相美)
「そうか・・・帰ってきたなら、こっちに姿を見せればいいのに」(沖田)
「なんか、水クセぇなあ。自分がウルトラマンだってことが分かったら、オレ達と違うっていうことかよ」(北斗)
「そんなんじゃないわよ。さっきまこと君が姿を現した途端、黒いウルトラマンが4人も現れたじゃない?アイツらのせいで、きっと身動きも取れないのよ。それに・・・私たちに迷惑をかけまいとしてるんじゃないかなぁ・・・」(南)
「それが水クサいって言ってんだよ!オレ達は仲間だっていのによぉ」(北斗)
「まぁまぁ・・・憶測だけで色々憤慨してもしょうがないだろ。まことのことも気になるが、あの怪獣のことも忘れていてはいかん。あの強さ・・・これまで戦ってきた超獣とも違う。また出てきた時の対策を練らなければならん」(沖田)
「確かにそうですね・・・しかしこれまでの敵とは何かが違う・・・何なのでしょうか」(佐野)
相美もブリンゲスと戦いながら、怒りや恨みといった人間のドス黒さを肌で感じていたのだった・・・。
「今度の敵は・・・一体何なの・・・?!」
「またあんな怪獣(=妖怪獣)が現れたら、ヤツらを倒せる装備がない。研究資料を集めるにも、怪獣は跡形もなく全て蒸発してしまっている・・・」(沖田)
「すまん、もう少し待ってちょーよ!何とかヤツラを研究し、弱点を見つけて君たちが戦えるように努力するからによ!」(中山博士)
「た、頼みますよぉ~、博士!」
切実そうに山本副隊長が言った。
切実そうに山本副隊長が言った。
そこへ・・・
「隊長、みなさん!E地区にまた“怪獣”が現れました!」(まゆみ)
「なに!?」
「隊長、みなさん!E地区にまた“怪獣”が現れました!」(まゆみ)
「なに!?」
E地区に現れたのは、新たな妖怪獣グァントだった。
8本もある触手から、光線を撃ちまくっている。
8本もある触手から、光線を撃ちまくっている。
そこへすかさず、ウルトラマントラストが現れた。そして両者の戦いが始まった。
その様子を見ていた相美が囁いた。
「まこと君・・・何か焦ってる・・・?」
「まこと君・・・何か焦ってる・・・?」
第2話おわり