「第8回 アイドル楽曲大賞 2019」に 投票しました。
12/1締め切り。
この楽しいファンの催しに参加するのはもしや5年ぶりかも。
以下に私の選出作品を(←エラそう)。
選考理由も。(音源あり)
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【メジャーアイドル楽曲部門】
【1位】
sora tob sakana - ささやかな祝祭
まさに「祝祭」。他に言いようがない(苦笑) さまざまな楽器と自由闊達に振る舞うボーカルが楽しくて、親しみやすくて。ウッドベースソロを始め確かな演奏力が高らかな歌声と皆の人生を寿ぐ。「掛け値のない人生よ」まさしく。
作詞作曲:照井順政(ハイスイノナサ)。
【2位】
TEAM SHACHI (読み:シャチ) - Rocket Queen feat.MCU
聞き馴染みのあるメロディをサンプリング、驚きを与えるとともに強力なアレンジで原曲の旨味を生かし「新曲」を作り上げた手腕に脱帽。極限まで抑えた音数のAメロから、ホーン・セクションも交えたBメロ〜サビで爆発する高揚感は、「ポップスの教科書」のような編曲術。溌剌としたボーカルも楽曲に負けていない。
ロックマン好きとして知られるMCU (KICK THE CAN CREW)を連れてきたのも洒落が効いてる。
イントロのゲーム音が一瞬ステレオ→モノラルになるなど、聴き込むほど新たな発見があるはず。( のちに発表された吹奏楽Ver.のアレンジも出色の出来。)
作詞:新藤晴一(ポルノグラフィティ)、RAP詞:MCU、作曲: ak.homma (本間昭光)。
【3位】
わーすた - バスタブ・アロマティック
眩しいくらいのトラックの工夫と魅力的なボーカル、ここぞというところで用いられる効果的なファルセット。女の子の気持ちをぎゅっととらえて離さない可愛らしい日常を描いた歌詞。……もう、愛くるしすぎる♡♡ 女子はもちろん、女子の気持ちを理解したいと願う男子も必聴。
作詞:hotaru、作曲:岸田勇気。
【4位】
MELLOW MELLOW - アテンションガール
👉
https://open.spotify.com/track/10ttuSw2VK4MzF6GH0GhxV
60sの上質なアメリカン・ポップスへのオマージュが徹底しており、サウンドだけでなく歌詞世界もまさに「あの時代」の狂騒を思い出させる。「女の子って飛んでっちゃうのよ」…明るくて自主性にあふれたガールズはいつだって素敵。聴けばまちがいなく幸せになれます♪
作詞:深川琴美、作曲:宮野弦士
【5位】
predia - NAKED
確かな歌唱力と洗練された楽曲。多くの若年層のアイドルが活躍するなか「大人の女性」としての魅力をてらいなく振りまく姿に勇気をもらった。「私は私のルールを脱ぎ捨てた」と歌って映えるのはやはり「少女」ではなく「女性」であろう。ラップパートも出色、作詞作曲:Jazzin'park。
【【補遺】】※投票対象ノミネート漏れ、痛恨!
東京女子流 - Ever After
キャリア10年目、(まだじゅうぶん若いが)ベテランのグループがここまで攻めた楽曲を発表する姿勢に強い共感を覚える。現行ミュージックシーンの最先端のサウンド・プロダクション、サブスク時代を見据えた楽曲の短さ(3分02秒)、芸術性を保ちながら興味を引かせる魅力的な歌詞。美しく上品だが攻撃的、これぞ東京女子流。
作詞作曲:春ねむり、編曲: 周from神様クラブ/春ねむり
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【インディーズ / 地方アイドル楽曲部門】
【1位】
RYUTist - 愛のナンバー
この歌詞の叙情性、メロディーの運び、繊細なボーカルワーク。「いつのまにかコーラはお酒に変わったけれど」「ほこりまみれ レコードが抱きしめるから」……キャリアを重ねたシンガーソングライターしか歌えないような過ぎ去った青春への愛着を、透き通ったアイドルの声で聴く。そこから生まれるかけがえのない純粋さ。じんわりと涙が浮かぶ、わたしの大切な曲になりました。
作詞作曲:℃-want you!
【2位】
開歌-かいか- - かいかのMUSIC
この焦燥感はなんだ? 録音物なのに、今まさに歌っているような。詞のつまった箇所でつんのめるボーカルもそのままに収めたスリリングな一曲。挑戦的なコーラスも、トリッキーなクラップもプラスに働いた目の覚めるような作品。
作詞:タカハシヒョウリ、作・編曲:タカハシヒョウリ、サクライケンタ
【3位】
nuance(ヌュアンス) - ブリキの街
👉https://open.spotify.com/track/4SfaeOPpisA5O1ngTUhmii?si=SPk6Qr7AS3q1WllGoi1UpA
詩情と虚無感。なにか私とは違う世界で暮らしてる女の子たちが、どこか遠くの「街」を歌う。「四角い空の中ネオンにしがみついてる」「100年過ぎた後 ぼくらのいない街」……。
作詞作曲:kaoru 編曲:佐藤嘉風
【4位】
Full full Pocket - 音nanoco
「大キライだった声」で歌う女の子が主人公。
「2拍目裏の待ち合わせ」というパンチラインに撃ち抜かれた(なんなのそれ、気になるぅ)! 丁寧な筆運びと凝ったサウンド・プロダクション。
「大切なことは みんなみんなかくれんぼ」のこれまた意味深なCメロでがっちり胸を掴まれる。
好きィィィ!書いたのだれなの?!……あ、この人なら納得。 → 作詞作曲: 多田慎也
【5位】
クマリデパート - 極LOVE浄土
好事家の間で話題になった一曲。最盛期ハロプロのディスコチューンを彷彿とさせるこの曲、とてつもないエネルギーを放っている! voiceサンプリング含むアレンジの妙、さらには桑野信義(クワマン)のトランペット・ソロも加わり怖いものなし、完全無欠の作品に。
作詞作曲:サクライケンタ、編曲:ダンス☆マン
【 アルバム部門 】
1位
CYNHN (スウィーニー) 『タブラチュア』
全14曲、どれも魅力に溢れており信じられないほど。ポップさと洗練を兼ね備えた稀有な存在。このままもっと、広い世界へ。
2位
nuance 『town』
どれを聴いても新しい発見がある。フル・アルバムをいつかは。
3位
sora tob sakana / 『World Fragment Tour』
この世界観をアルバムでも成し遂げる、その力に拍手。
【推し箱 部門】
TEAM SHACHI
改名を果たし音楽性も少し変化、ブラス民と呼ばれるホーン・セクションとともにステージに。魅力的な楽曲群とパフォーマンスで「新たな道」もうまく歩けている…と思う。「TEAM SHACHI」としてはまだ2年目、でもクオリティはキャリア8年目の実力派。 ーー そんな「目新しさ」と「洗練」を兼ね備えた活動を、これからも見ていきたい。
2020年2月、ツアー開始予定。(読み方は「シャチ」/ 4人組)
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