大叔母の家に | オバはパチンカス

オバはパチンカス

「何もかも犠牲にしても良い」と思うほど魅力的な遊戯なんですか?


「いまから、おばちゃん(大叔母)のところに行くわ。おばあちゃんは、足が痛くて一緒には行けないけど。最近、おばあちゃん、転倒ばかりして、頻繁に病院に通っててね。ちょっと、ボケても来てるのよ。手がかかって本当に大変」

5月の末(5月30日)、仕事が休みの水曜日、オバが大叔母を訪ねてきたという。


「お祖母ちゃん、いろんなものを買いすぎで、いつも、冷蔵庫のものを私が捨ててる。」


「頻繁に転んで、病院通いばかりしてる。」


「仕事休んで、病院に連れていかないといけない」


「○○○は漏らすし、本当に手がかかって大変。」

祖母の介護の話を一通り話し、

「私は世界中旅行して、行ったことがない国なんてない。宝石も山ほど持ってたのよ。○○○万円するダイヤモンドも持ってたし、高級時計も持ってた。今は、全部パー♪」

過去の自慢話をし、帰ったという。

帰り際、交通費を出してあげようとした大叔母に

「いや。私、お金持ってるから」

オバの目の前で開いた財布には、結構お札が入っていて余裕がありそうだったという。

そして、大叔母は電話で母に聞いてきた。

「○○(オバ)は、パチンコやってるでしょ?○○(パチンコをしている人)の話をしてたら、凄くしている人しかわからないようなことを○○(オバ)が言ったのよ。すごい詳しいわ。」

「いや。知らないけど。何か言ってたの?」

「あれは、相当してるよ。パチンコに通ってると思うわ。」

途中、お金の話になり、オバは何を思ったのかパチンコの話を大叔母にしたという。パチンコのこととなると興奮するのか、相当詳しい口ぶりで大叔母が知らないパチンコ話を話し続けていたようだった。

現時点で、私と母は大叔母に、オバの自己破産の話やパチンコの話は一切していないため、オバがどんな話をしたのか詳しく聞き返す事が出来なかった。

「私は、知らないけれど、そう言ってるんなら、(パチンコを)してるのかもしれないね。」

この期に及んで、母は未だに惚け続けている。

「なんか『来週に、車が来る』とか何とか言ってたよ。」

大叔母から耳を疑うような言葉が。(聞き間違い?まさかね…。)

今月、オバは、祖母の口座に生活費の3万円入金。数日で無くなっていた給料が月末まであり、大叔母を訪ねる精神的な余裕もある。そして車…。(本当?)

大叔母は、誤解されたまま兄(祖父)と別れたことが未だに心残りだという。大叔母は、どうしても祖父から生前言われたことが引っかかり、今でもオバに対してどこか不信感を拭い去れない。

大叔母は、数年前、オバの嘘を信じた祖父に怒られ、オバが影で自分へ事実無根の文句を言っていることに気づいたという。その上、6年ほど前、借金を踏み倒された際にオバに脅されたのか、怒鳴られたのか、一時、とてもオバを怖がっていた。


オバがついた「自分を良く見せ、大叔母を悪く見せる嘘」を祖父は信じたまま亡くなり、祖母は未だにオバがついた嘘を信じ続け、大叔母に良い感情を持ってはいない。


そんな嘘をつきながら、オバは何も無かったように大叔母に会うことが出来る。

依存症の人は、嘘をつき続けることの罪悪感から自分の精神が押し潰されないよう、嘘を重ねているうちに嘘を真実だと思い込むようになるという。

そのため、本当に大叔母に迷惑をかけられ被害に遭ったのは自分だと本気で信じ、逆に自分が大叔母を許してあげていると思い込んでいるかもしれない。




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