金沢翔子さんの記事が新聞に載っていたと、義母が切り抜きを見せてくれました。
詳しい記事はネットにあるということだったので、探してみたら、結構最近の記事だったのね。
翔子さんのお母様、泰子さんのインタビュー記事です。
私は大河ドラマを見ないので知らなかったのですが、平清盛の題字は翔子さんの書なんですってね。
大活躍中の翔子さん、ダウン症の人の中でも特別だと、ある人は言っていたけれど
インタビューの中で、泰子さんはこうおっしゃっていたのが印象的でした。
「健常者と障害者のどちらにも希望と失望があるのに、障害者だと希望はないと思いこんでいました」
と。
1年前の私だったら、この言葉に懐疑的で、「けっっ!綺麗事じゃすまねえんだよっ」とか思っていたでしょう。
↑
言葉汚くてすみません
今でも、健常者よりも希望を持てるチャンスは少ないと思うけれど、障害者だから失望しかないとは思わなくなりました。
だって、自分は健常者として生きてきたけれど、希望ばかりではなかったし、常にチャンスに恵まれていたわけでもない。
何でもできるわけではないし、何にでもなれるわけでもないことが、わかってしまったから。
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
泰子さんの言葉は
「日本一不幸だと思っていましたが、26年の時をへて、今は日本一幸せだと思っています。」と、続きます。
5回にわたるインタビュー記事です。
読売新聞の医療サイト”ヨミドクター”で読めますので、ご興味のある方は検索してみてください。
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
この記事を読んでも、泣かずに読めました。
悲しく思うこともなく、「けっっ」とヤサグレた気持ちになることもなく、静かな感動を感じながら、心穏やかに最後まで読めました。
私自身も少しずつ、穏やかな心境に近づいてきているかな。
単に、ももたろ育児に慣れてきただけかもしれないけど、
1年前は、ももたろの存在を許すことすらできず、ももたろに慣れてくるであろう未来の自分の姿すら気持ち悪く感じていたのだから。
それだけでも、進歩なのでしょうね。