ももたろを妊娠していた時の生活は、あまり楽なものではありませんでした。
つわりと眠気が強く、朝の車通勤で自分の車の運転に酔ってしまい、職場についてからがヘロヘロ。
ひどく疲れやすくなり、階段を昇るにも手すりにつかまって一段一段ゆっくり。それでも息が上がる。
職場と仕事が替わったばかり。しかも今までに経験したことのない環境で、精神的にもいっぱいいっぱいな時でした。
2週間ほど病休を取ったり、職場でも休憩を取ったりしながら、毎日をやっと暮らす状態。
病院にも何度か行きましたが、特にケトン体の数値が高いこともないと言われ、とりあえず点滴を打たれ。
高齢ハイリスク妊娠だから、仕方がなかったのか…
ダウン症だったことが関係していたのか…
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当時、ムスメを産んだのと同じクリニックで産むつもりでした。
そこは無痛分娩をやっていて、ムスメも無痛分娩で産んでいます。ももたろも無痛分娩の予定でした。
ところが、妊娠5ヶ月頃の検診で、私の血小板の数値が低いと言われ(8万くらいだったかな?)、血小板の数値が低いと血が止まりにくくなるし、ただでさえ高齢のハイリスク。輸血の準備ができるような大きな病院に転院した方がいいと言われてしまいました。
無痛分娩は…?と聞いたら、無痛分娩の硬膜外麻酔で血栓ができる恐れもあるから絶対無理、とも…
そして転院。地域周産期センターに指定された大学病院で受け入れてくれることとなりました。
それ以降、血液検査の結果は、毎回血小板の数値は10万を切ることはなく、検査の誤差だったんじゃないの?とも思いましたが…
後から考えると、クリニックの先生は、超音波のNTで、首の後ろの浮腫とかを見つけていて、ダウン症の可能性を知っていたんじゃないだろうか?とも思っています。
ハイリスクを理由にした、体の良い厄介払いだったのかもしれません。
告知をする役目なんて、重たくて嫌だったのかな…とか思ったり。
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この頃に、オットに「今回は羊水検査を受けなくてもいいよね~」なんて話をしました。
羊水検査は痛いし、値段が高い。それにムスメは何事もなく産まれてきて成長しているのだから、2人目だって無問題なはず、と何の根拠もなく楽観的に考えていました。
仕事が替わったばかりで忙しく、羊水検査のために2、3日休みを取ることができなかった、というのもありましたし、転院したばかりの病院で羊水検査を受けたいなどと言い出しにくかったというのもありました。
ともあれ、大学病院では無痛分娩はやっておらず、2人目の妊娠にして、初めての普通分娩にチャレンジすることに。
…痛いのやだな~なんて思いしかありませんでしたけど、病院は産科が新しくきれい。
大きな病院だし、頼れる医療には大いに頼って、母子ともに安全に健康に産めればいいや、と思っていました。