天国からきた悪魔 23 | ネガティブ、アナログ人間 Ⅱ

ネガティブ、アナログ人間 Ⅱ

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東方神起二人が大好きです。
主に妄想小説を書いております。

実際の二人とはなんの関係もありません。

以前のお話はこちらこそです。

http://s.ameblo.jp/chocochipu-0406/



これは夢だろうか……

ブラウニーが人間と形として戻ってきて、そして、俺はそのチャンミンを愛してしまった。

しかも、それは期限付き。

残された時間はわずか。

俺はどうすればいい?

入院しなければ、その時間は減ってしまう。

だが、入院したら、たとえ時間が増えたとしても、二人でいる時間は確実になくなる。

下手すれば、最期をみとれない。

いや、それは家にいてもだ。

仕事にいってる間にだったら?

静かに一人で逝くことになるんだぞ。

俺は、どちらを選択していいのか選べなくなっていた。

あまりに悩みすぎて、胃が悲鳴をあげてる。

それを気がついたチャンミンは、俺の背中をさする。

「ごめん。二度も苦しめることになったね。」

「チャンミン……選べない。だって、俺はおまえに生きていてほしい。
ずっとそばにいてほしい。」

「そばにいるよ。いや、ずっとあなたのそばにいたよ。」

「俺のこと見守ってくれていたんだね。」

「うん。」

ごめん。日々の忙しさであんなに悲しんだことも薄れていき、やがて忘れていた。

「いいんだよ、忘れて。」

「えっ?」心の声が聞こえるの?

「聞こえる。忘れていいんだよ。ずっと悲しむことは誰も望んでない。なにかのきっかけにたまに思い出して、笑ってくれたらそれでいい。」

「笑って?」

「そう、笑ってほしいんだ。僕がいて、楽しかったときを懐かしんで、笑ってほしい。
でも、それができないのなら、忘れてくれた方がいい。あなたの生きる足かせにはなりたくないんだ。」

「足かせなんて……。」

「また、つらい思いをさせてしまうことを、本当にすまないと思ってる。
それでも、どうしても会いたかった。
会って、愛してるって言いたかった。
ユノ、ずっと、ずっと……好き。
どこにいても、形がなくても、ずっと、愛してるよ。」

チャンミンを抱き締める。

涙が止まらなくて……こんなにも……俺を思っていてくれたなんて。

そして、俺は決心した。