弟 49 | ネガティブ、アナログ人間 Ⅱ

ネガティブ、アナログ人間 Ⅱ

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東方神起二人が大好きです。
主に妄想小説を書いております。

実際の二人とはなんの関係もありません。

以前のお話はこちらこそです。

http://s.ameblo.jp/chocochipu-0406/



追いかけてくれると思っていた。

何度も振り返ったが、そこにチャンミンの姿はいなかった。

その日、ドンヒョンさんと話したことがなければ、チャンミンの家に行くこともなかった。

そして、あんなことに出くわすこともなかった。

ドアの外から、嫌がってるチャンミンの声を聞き、慌てて中に入り、あの状況みた時は、頭に血が上りすぎて、どうしたかの記憶も曖昧だ。

気がついたときには、先輩に馬乗りになっている俺をチャンミンが止めていた。

嫌がってると思ったのは、俺の勘違いなのか?

先輩とはもうそういう関係なのか?

なあ、チャンミン。

追っかけてきてくれなきゃ、考えたくないことしか、浮かばないだろう?

なんて、一日なんだ。



その日の昼、ドンヒョンさんに呼び出され、病室にいくと、

「ユノ、新しい治療法にかけてみたい。」

病状が一進一退の毎日に疲れきっていたドンヒョンさんが、口にした一言。

「その治療はこの国じゃだめなんだ。一緒についてきてくれないか?」

新しい治療法があるのは、本当に喜ばしい。

このままでは、ドンヒョンさんの体力にも限界があるだろう。

なのに、なのに、喜べない最低な俺がいた。

チャンミンのそばから、離れたくなかったのだ。

足は自然にチャンミンの家へと向かう。

そして….…。

一体、どうしたらいいんだ。

チャンミン、俺を掴まえてくれ。

行くなって、言ってくれ。