少しうとうとしかけると、二人の話し声が聞こえてきた。
昔話に盛り上がってるようだ。
チ「ねぇ、ユノ。」
ユ「何?」
チ「こうやって話してもなかなか眠れないから少し、外にでない?」
ユ「俺もそう言おうと思ってた。星みたいし。」
チ「星がすごかったね。ふってきそうなぐらい。」
ユ「うん。俺さ、いつも空見上げては、チャンミンもこうやって、星見てるかなと思ってた。」
チ「僕、寝るの早いですよ。」
ユ「そっか。じゃあ、もし、落ち込むことあったら、空みて。」
チ「どうして?」
ユ「おまえと同じように空を見てる奴がいるって思ってくれればいい。一人じゃないよってことだ。」
チ「相変わらず、顔に似合わず、ロマンチックですね。」
テントをでて、空を見上げてる二人の会話を盗み聞きする。
きっと、チャンミンの目には涙浮かんでるだろうな。
ああやって、照れ隠しに思いと違うこと言うけど、それをユノが一番わかってるかも。
チ「仕方ないな。ときどき、空見上げて歌います。
悩んでる人にエールが届くように。」
ユ「こいつ!」
そう言って、肩を組んだ。
ええ、盗み聞きから盗み見まで始めましたが、何か?
これも、マネージャーの仕事かって?
いいえ、違います。
私の趣味です。
ほら、次の展開は、、、。
え?見てるなって?
何を皆さん勘違いしてるんですか?
さすがに二人は外でそういうことはしませんよ。
そこは、プロですから。
あ、、、車にのった。
その先は見ないことにしましょうね。
これで、狭いテントでも広々と眠れることだし。
声も漏れてこないでしょうから。
ん?
あれ?
聞こえた来た。
二人とも気持ち良さそうだなぁ。
おや?また勘違いしてませんか?
歌を歌ってるんですよ。
声を合わせたかったんですよね。
久々の二人の歌声はとても透明で心地よくて、、、。
ああ、私が泣けた来た。
目が腫れないうちに寝なくちゃね。