幸「せ、狭い!これ本当に三人用?」
ユ「はい。」
テントの中は外から見るよりも想像以上に狭く、寝袋に入り、まっすぐ寝てぴったり三人が収まる感じだった。
幸「お前達がでかすぎるんじゃないか?」
チ「僕達は縦にですけど、横幅とってるの幸田さんじゃないですか?」
幸「うううう。返す言葉がみつからん。」
ユ「そ、そんなことないですよね。幸田さんは健康的な体型で、、、。」
幸「ユノ、余計に惨めになるから、言うな。」
ユ「は、はい。」
幸「みんなで、体を横に向ければ少しは隙間が出るかも。」
と、言うと、ユノとチャンミンが私の方に顔を向けて横になった。
ち、近い!(///∇///)
ユ「幸田さん、顔赤いけど大丈夫ですか?」
幸「こ、これは、暑いからであってだな、、、。」
チ「くっくっくっ。何を慌てているのやら。」
幸「イケメン二人に囲まれてるから、照れてるんじゃないぞ。私は、あんた達のおむつ変えるときから、、、。」
チ「嘘言わないでください。」
幸「そうじゃなくて、ある意味、タレントとしては、それくらいのときから、見てるって言いたいの。
二人とも、まだひょろっとしてて。
チャンミンはすぐ泣くし、ユノはすぐ熱くなるし。
それが、今や髭もしっかり生えて、おっさんになったし、、、。」
チ「おっさんは余計です。おばさん。」
幸「うっ(軽くボディブロー効いた気分)。
とにかく、体も筋肉をつけて、大人になったなぁと思っただけだ。」
チ「いやらしい。」
幸「い、いやらしくなんかない。あんた達の生着替えだって何度も目にしてるが、何とも思わなかったぞ。
それより、逆を向け、逆を。息がかかってくすぐったいんだよ。」
ユ「だって、チャンミンの寝顔見れないんだもん。」
幸「は?そんなの見たいのか?」
ユ「こいつ、寝てるときが一番可愛いんです。」
チ「ば、ばっかじゃねえの。ランタン消したら、顔なんか見えねぇし。」
そう言って、チャンミンは私達に背を向けた。
顔が見えなくても、耳の赤さが、照れてるのを物語っている。
ユ「チャンミン見えないなら、俺もこっち向こう。」
と、ユノも私に背を向けた。
これで落ち着いて寝れるかな。