観た映画 2022年11月 | BTJJ

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■2022年11月に観た映画

13本(劇場、配信、レンタル、見直した作品を含む)(うち短編1本)

 

・RRR (原題:RRR) - 3.7 (ミッドランドスクエアシネマ2/2022.11.30)

監督 脚本:S・S・ラージャマウリ。2022年。面白かった。けど、特に得られるものも無く、個人的にはそんなに心から楽しめるタイプのものでも無いので面白かっただけって感じ(充分だろ)。面白かったけどね。気軽に楽しめるので娯楽作品としては最高でしょ。でも3時間は長いか。80分で終わる映画のが好き。

 

・ギルバート グレイプ (原題:What's Eating Gilbert Grape) - 4.2 (U-NEXT/2022.11.29)

監督:ラッセ・ハルストレム。脚本:ピーター・ヘッジズ。1994年。ラストの家を燃やすシーンが非常に映画的な表現の豊かさにとんでおり、そこだけで全体が救われるというかそこに向かって閉塞していく話な感じがして、非常に切なくもあり、こみ上げるものがあった。良い映画だった。

 

・奈落のマイホーム (原題:싱크홀/洋題:SINKHOLE) - 3.3 (センチュリーシネマ/2022.11.25)

監督:キム・ジフン。2020年。日本公開2022年。つっこみ所とかそういう事をいう映画では無いのは分かるが、子供を殺しておいてタダで済むと思ってる作り手を許してはならない、と思う。パニック映画に対して言うことでは無いが無責任。薄っぺらな感動と引き換えに人間の心を売るな。雑。

 

・レクイエム フォー ドリーム (原題:Requiem for a Dream) - 3.8 (WOWOW/2022.11.24)

監督 脚本:ダーレン・アロノフスキー。脚本:ヒューバート・セルビー・Jr。2001年。

 

・ストレンジ アフェア (原題:Strange But True) - 3.8 (U-NEXT/2022.11.22)
監督:ローワン・アターレ。脚本:エリック・ガルシア。2020年。面白かった。

 

・ザ メニュー (原題:the MENU) - 3.4 (イオンシネマワンダー/2022.11.21)
監督:マーク・マイロッド。脚本:セス・リース。ウィル・トレイシー。2022年。途中まではこれどうなるんだろうと結構楽しく観たが、わりと終盤失速した感は否めず。。ジャンルものっぽくない豪華な作りは良いが実際はジャンルものなんだからもっと派手にというか濃い味に分かりやすくやった方が好みかなと思った。肝心の結末が弱い。

 

・水の中のつぼみ (原題:NAISSANCE DES PIEUVRES) - 3.7 (WOWOW/2022.11.20)
監督:オリヴィア・ワイルド。脚本:ケイティ・シルバーマン。2022年。

 

・ある男 - 3.7 (小牧コロナワールド/2022.11.18)
監督:石川慶。脚本:向井康介。原作:平野啓一郎。2022年。さっぱり目なサスペンス。わりと自動的に事が解決していくタイプのお話でその辺りは一切ノレなかった。テンポと画面は非常に良く、映画的な奥行きを感じる事が出来た。家族に掛けられる呪いは重い。他の石川監督作品も観てみようと思う。

 

・ドント ウォーリー ダーリン (原題:Don't Worry Darling) - 3.2 (ミッドランドスクエアシネマ2/2022.11.17)

監督:オリヴィア・ワイルド。脚本:ケイティ・シルバーマン。2022年。予告を見てあんま面白くなさそうだなと思ったらやっぱりあんまり面白くなかった。珍しくガーリーな出立ちのフローレンス・ピューが立ち上がり走り出す終盤はアツいものがあった。フローレンス・ピューを見る為だけの映画でしょ。

 

・窓辺にて - 3.9 (センチュリーシネマ/2022.11.14)
監督 脚本:今泉力哉。2022年。ハッキリとこれまでとは違う今泉作品を観られたように思う。ロングショットの意味が増して、シーン毎により深い感動が。渋みの増したオリジナル脚本は一見さんお断り的な空気も感じなくは無いが、一見さんではないので楽しめた。今回は特に画面のルックが良かった。

 

・モヒカン故郷へ帰る - 4.0 (U-NEXT/2022.11.13)

監督 脚本:沖田修一。2016年。しっかり笑えてほんのり泣ける。行って帰ってくるだけだし。あまりにも映画的な仕組みの連発に沖田監督の映画愛が伝わる。そしてなによりも柄本明力(えもとあきらぢから)に尽きる。

 

・パラレル・マザーズ (原題:Madres paralelas) - 未採点 (伏見ミリオン座/2022.11.8)

監督 脚本:ペドロ・アルモドバル。2021年。日本公開2022年。中盤まではちょっと薄味かなと思いながら観たがラスト思いもよらぬ着地で非常に考えさせられた。し、フェイバリットな作品になった。これまでの作風とはフェーズに入ったのだなとはっきり感じる。ラストカットが今年イチ良かった。パンフも必読。前作がかなり素晴らしく、キャリアに1つ区切りを付けたイメージがあったのでこの新作は嬉しかった。老境へ入った大林宣彦がそうであった様に、出生を辿ったり自己との向き合いになっていくであろうこれからのアルモドバル作品が非常に楽しみになった。

 

・ヒューマン ボイス (原題:The Human Voice) - 未採点 (伏見ミリオン座/2022.11.8)

監督 脚本:ペドロ・アルモドバル。2020年。日本公開2022年。「パレレル・マザーズ」上映時に特別公開された。30分。短編。ティルダ・スウィントンによる一人芝居は、劇中の独白(通話相手がいるが)が加速していくと共にグッと引き込まれた。単純にうまい。ラストも痛快で良かった。ただ中身はあるかと言われると、まあ。