いい表情をしている人をみつけた。
今回の大統領選挙はいつもより早めに役者が出揃ってきているせいか、CNNなんかでも特集番組をすでに始めている。
そのおかげで、いろんな人の表情をチェックしやすい。
政治家表情ウォッチャーのプロパンガスにとっては、ありがたい限りだ。
一般教書演説がらみでも、何人もがテレビに登場してくれたし。
で、その表情のいい人というのは、誰あろう、アル・ゴ ア。
さすが、オスカー候補はテレビ映りが違う。(彼自身がオスカー候補なわけじゃないけどね)
貫禄というか、余裕というか、安心感というか、もし今が平時なら、環境問題なんぞに現を抜かしているこういうおじさんに1期ぐらいアメリカの舵取りを任してみてもいいんじゃないかと想わせるほどだ。
まあ、本人が大統領選には出ないと明言してるわけで、 この人の表情が良くてもしょうがないんだけどね。
出ない人で言えばもう1人、チェイニーの表情も良かっ たなあ。
顔色もいいし、適度に脂が乗っていて、それより何より、パパ・ブッシュの国防長官だった頃の目力が戻って来た。
本来なら、ゴアとチェイニーで本選を戦ってもいいぐらいのはずなのに、もったいないね。
で、この2人よりも、もっともっと、ずば抜けて表情のいい人がいる。
ここ最近のアメリカからの映像を観ている人なら誰でも 気付くことだろう。
そう、ビル・クリントン。
もし今、彼が立候補すれば、間違いなく圧勝だ。
肌艶もいいし、笑顔もいいし、真剣な顔つきの鋭さもいいし、何よりヒラリーを見つめる優しげな目つきがいい。
わざわざここで言うまでもなく、ビラリー(Billary)・ クリントンなどと呼ばれるように、ビルとヒラリーは今や一心同体。
ビルがモニカなんぞと戯れていた時期とは全然違う。
まるで、“理想のカップル”っぽい雰囲気まで漂わせてしまっている。
チャーミーグリーン状態。
ということで、ついこないだ、表情の悪いヒラリーには勝ち目はないと言ったばっかりで、その舌の根も乾かんうちにこんなこと言うのはみっともないんだけど、自分の過ちを過ちと認められないのはもっとカッコ悪いので早めに訂正させてもらう。
「ヒラリーがビルの持つ全米最強の表情をうまく活用できれば、ヒラリーにも大きなチャンスはある」と。