東洋9頭公演感想(3) | リリくんのぶろぐ

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東洋ショー劇場9月頭公演行って来ましたので、観劇感想を書いています。

東洋ショー劇場9月頭公演出演者(敬称略)
1.misaki  (ロック座)
2.清水 愛 (ロック座)
3.かんな  (ロック座)
4.大見はるか(ロック座)
5.真白 希実(ロック座)
※( )内は所属劇場

この公演には2日目(9月2日(土))に行きました。
1回目トップmisakiさんから2回目トリの真白希実さんのステージまで観て、撮影タイムの時に退場しました。
香盤順に簡単な観劇レポと感想を簡単に書いています。
東洋9頭公演感想(1)では、misakiさん、
東洋9頭公演感想(2)では、清水愛さんの観劇レポートと感想を書きました。
今回、東洋9頭公演感想(3)では、かんなさんです。


3.かんなさん(ロック座所属)

私のかんなさんの直前のステージ観賞は、昨年浅草ロック座4月前半公演。そう、かんなさんの引退公演です。かんなさんの引退を見届ける観劇でした。素敵な踊り子さんがこの世界から去っていくことを心から惜しみました。
その後、私は体調を崩してストリップ界の情報から隔絶していたので、今年4月にかんなさんの復帰していたとはまったく知りませんでした。私がやっと体調を回復させ、スト界の情報にも触れるようになってかんなさんの名前が劇場の香盤に上がっているのを見て、えっ?、かんなさんはあんなに華々しく引退していったはず、別の踊り子さんが同名でデビューしたのだろうかと一瞬戸惑いました。調べていくとかんなさんが一年の休息を経ての復帰していた事実を知りました。けっこう各劇場でラストの引退興行を大規模にやっていたし、自分自身復帰はありえない、もう会えないだろうと確信していたので、復帰を知りたいへん驚きましたが、その直後にはまたあの素敵なステージが観られるんだと思うとワクワクするような高揚が襲ってきました。
なんと東洋ショー劇場には復帰後すぐの4月結公演に来演していたようで、今度はいつ東洋に来るのだろうかとちょっと待ち遠しかったのですが、前回からわずか4ヵ月での来演、まるで夢のようです。

さて、この日、1回目に観た作品は「蛍」。
着物姿で登場。帯結びが前なので花魁でしょうか。日本舞踊的な感じで舞います。
2曲目に入ると、帯、紐をどんどん解いていき、赤い襦袢姿に。帯を持って一回りして舞台袖に入ります。
今度は一転、ブラとバレリーナのような白いスカート。クラシックバレー風の舞です。ステージには直径30~40cmほどの白い丸い行灯球が6個置かれていて、踊りながら時々その球を持って踊り置き換えます。本舞台に座り手を横に伸ばしたところで曲が変わります。
胡弓の中国風の前奏から女性ボーカル(和)、ブラを外し、スカートも脱ぐとスカートを抱きます。スカートを横に置くと全裸でのダンス。赤い襦袢を持って花道に置きます。一舞の後、その襦袢を着て盆に入りベッドステージ。ムードたっぷりに、襦袢の前を開けそして徐々にずらして肩を出していきます。花道に移動すると濡れた手を振り払うような仕草。ホタルをやさしく捕まえるような仕草。そして放ちます。襦袢を脱ぎ、ベッド2曲目(この曲が演目名同様まさに「蛍」なので、さきほどの仕草の意味が分かります)に入ると、ゆっくりの動きでのポーズ展開。またホタルを捕まえ放つ仕草。またポーズが続き、立ち上がると後ろずさり本舞台へ。大きく体を反った後、全裸で両手を広げてフィニッシュです。

2回目の作品は「男祭り」。
琵琶の演奏曲でしょうか、少し異色な雰囲気でのスタート。頭には赤い布を付け、薄布ドレス姿で登場すると、何10回と連続で回ります(ターン)。衣装の上をずらしバストを露出させると、また連続ターン。四つん這い姿勢になり、ヒップをくりくり回します。暗転。
祭囃子が聞こえてきます。頭にハチマキ、背中に「祭」と書かれた法被と黒のだんじりパッチ姿、大きな祭の団扇を持って、元気に踊ります。法被の上を下にずらすと、バスト部分はピンクのスパンコールの胸巻き。曲に乗って盆を往復しながら快活なダンスです。こぶしを挙げたところで曲が変わります。
笛の祭囃子。また片手を突き上げます。また曲が変わり、法被を脱ぎ、ハチマキ、ブラジャー、だんじりパッチを脱いで全裸になると、向こう向きに座ります。法被を頭の後ろに上げ、肩に載せます。ダッシュで盆へ。法被を着、お芝居風の仕草の後、また脱いで法被を盆に広げて置きます。全裸で連続ポーズ展開。大の字の寝ます。またお芝居風。
曲が変わり、ふたたびポーズと祭のイメージを表すお芝居のような動きを入り混ぜながらのベッドステージ。最後にしゃちほこ、片脚挙げ倒立のポーズを決めて、立ち上がり、大きな太鼓をたたくような振り。盆の端に行って一気に後転して盆中央に。衣装を持って本舞台に。激しいダンスを見せ、また片脚挙げ倒立。盆へ向かって走ると側転で盆へ。盆で連続ポーズそして激しい舞。本舞台に戻り団扇を振り、上に挙げてフィニッシュです。

復帰後初めてのかんなさんのステージ観劇でしたが、引退前同様ダイナミックで汗びっしょりの大熱演を見せてくれました。
1回目は着物での舞踊そしてバレリーナのダンス、多彩なステージが観ていてほんとうに楽しかったです。2回目は大阪の人間には泉州のたんじり祭の雰囲気を彷彿とさせ、その祭の熱気が伝わってくるようで、観ているこちらも祭に参加していっしょに楽しんでいるような気持ちにさせてくれました。素晴らしいステージでした。
私が前回かんなさんのステージを観たのは、引退を告知して各劇場にラスト公演として回っている頃そして引退公演の浅草。その頃のかんなさんはやはりそういったプレッシャーで毎日精神的にも肉体的にもいっぱいいっぱいで過ごしているようでした。今回久しぶりにかんなさんを観て感じたのは、そういったドタバタはもう過去、復帰を果たして今は地に足が付き、1ステージ1ステージ集中して務めているといった印象でした。引退と復帰、そういうことを経て彼女のステージへの情熱や仕事に対する姿勢は一層深まっている…今回のステージを観てそれが実感出来ました。この日は諸事情で写真撮影ができず、直接「復帰おめでとう」を言えなかったのですが、ステージを観ながら復帰と再びかんなさんの観劇が叶った喜びを静かに噛みしめました。

なお、私は観ていませんがこの公演では「ホワイトゴールド」という作品も出していたようです。
 

※  ※  ※


以上、今回東洋9頭公演感想(3)は、3.かんなさんの観劇レポートと感想でした。
私にとっての復帰後初観賞、胸が熱くなりました。
次回、東洋9頭公演感想(4)は、大見はるかさんの予定です。


※リリくんの公演感想ページにリンク付きの東洋ショー劇場の今年の香盤表はこちら→東洋ショー劇場 過去香盤(2017年)