第68回日経新春杯の特別登録馬 | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

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◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

第68回日経新春杯の特別登録馬

 今年初めてのG2競走が編成されている1999年までは同日開催であった当該「日経新春杯」と東の「AJCC」は同日開催であった。片や「ハンデ戦」で相方は「賞金別定戦」であった訳で、この点に於いて年初はハンデ戦で能力検定とする当研の言い分は破綻しているように見えるが、果たしてそうであろうか?
 かつては、果敢にも「金杯」から臨戦するスペックもあり、ここでも加算するキャラまで存在するのである。

 2000年より別定戦の方が1週ずらされたことで起用性に大きな変化が付与されたのか?「金杯」から来るのだから当然に「有馬」からもやって来る。この時期のある期間はG2競走の「鳴尾記念」が存在したから、そこに見た目の違いは見え隠れするが基本的には大きく軌道修正した痕跡は無い。

 さらなる変化は2013年に起こっているのが「AJCC」と同日開催の重賞の併設である。それはダートコースによって施行されるから無関係と決めつけてはいけないのは、ダートG2競走を勝っても芝のグレード別定戦であっても影響を受けるのだから当然の話である。

 今年は代替開催の影響で芝22で施行されると共に芝20の「愛知杯」も施行されるからW登録馬する牝馬も出現する。昨年の3冠馬が特殊だったのはこのコースのこの距離を走ったからである。以前も問題提起したことがあるが中京競馬にはダートのみでG2競走が編成され、ダート戦の世界では、中央交流G2が多数存在し、その役目を担っている。

 つまり、この1,2週に中京G2の一辺が集中していることになる。それが何によって支配されているかは、3冠馬コントレイルの次走の結果によってしか判断出来ないが故障による長期休養のニュースが出ない事を深く望むものである。

 「AJCC」は来週なので、ここで、どうこう書いても仕方ないが同番組がある意味特殊である点は「賞金」や「増量条件」の変化を持ち出すまでも無い。

 「日経新春杯」はハンデ戦であるが「目黒記念」とは完全に異なる能検戦である。「目黒記念」はG1競走に昇格する可能性はあるが「日経新春杯」の昇格の蓋然性は皆無。

 昨年の1着馬モズベッロは単勝2番人気の格下馬であった。同馬の前走は準opハンデ戦4着敗退歴を所持する3勝馬である。メンツの詳細な戦歴は見ていないが同馬の2番人気は妥当なものなのか?

 昨年戦には「万葉S」で◎を打ったが3着に負けたタイセイトレイルも出走していたが馬券構造は3頭共に条件特別からのフルオープンに成り切れないスペックであった。それに伴って3連単10万台の高配当が支払われた。

 さて、TH馬は7歳馬ダイワギャグニーで「エプソムC」を勝ったのにニューハーフとなったキャラクタであるが「秋天」に出走したセン馬として価値あるものになるが集票力は、やはり4歳世代になるのかもしれない。 そうすると4歳フルop馬アドマイヤビルゴも候補と成り得る。

 

だが、当研の注目馬は55キロの6歳馬サンレイポケットとしておく。