2月第1週~蒼い戯言~ | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 「東京新聞杯」だけ出走表を作成したが配列自体はどのような形式であっても構わないので作る必要性について言われることもあるのだが、重要なのは「積増」おり右側の部分であり、その継続性が重要となるから昨年1年間の穴は大きい訳である。大きいのは価値観次第であり結果に果実が伴わなければ意味が無いという価値観にとっては、それまでのものであり、これが近未来に生かすと思えば正反対の価値を生むはずなのだが、その価値を見出すのに苦労し続けているのが現状である。

 人気別及び世代別の星取表も当研独自の作表を行うのが常だが、そこまで手が回らないので、現物資料つまり貴方のTGでも作成可能なものの即物引用での掲載とする。人気に関しては通常とは若干異なる傾向が見て獲れるが、詳細は現行の傾向を見る必要はある。以下の資料はダート戦であろうが全35年総てのものをそのまま出したものであることを承知おきください。


 世代に関しても4歳上戦に於いて、現6歳世代がということは必然的に過去2年は同じ世代が連覇している事を意味する。

 賞金別定戦の煩雑と形容した部分に触れるが理解してもしなくても中らない確率に左程の変化はない。別定第1条件が収得賞金3000万以上か未満か。第2条件が第1条件満足し且つ2000万円毎に1キロ増量するというもので、5000万以上7000万未満は+1、7000万以上9000万未満は+2、と列挙しても良いところを1行に強いて行っている。収得賞金はこの時期であれば、昨年までのものが殆どである。G別定の場合は消費期限を設定しているので1年以内がG1勝利の+1としているが、賞金別定であれば、半減処理の無い現行では、2歳デビュー後総ての加算額が増量条件になって来ることになる。3歳デビュー馬には、2歳時加算期間が存在しない。 この辺りを鑑みて、新馬戦勝歴が優遇されるか否かを判定したりする訳である。

 昨年の1着馬プリモシーンは7000万馬でギリ2キロ増量の牝馬であった。既に2月3日に登録抹消されているが同馬が今年、ディフェンディングしても昨年と同じ2キロ増量のままなのは、当該1着加算が2000万を切るからである。

・・・と増量と昨年の1着馬の話を書くだけでこれだけ字数を要するのである。これに一昨年の1着馬インディチャンプの話を加えるだけで倍は字数が掛かってしまうだろう。今年も「安田記念」を目指す同馬のフルOPでの足掛かりとなったのが賞金別定戦である当該重賞である。だが、もうこの舞台装置には現れない。8キロ増量馬なんて見たくないからである。
(最終結論のみ加筆予定)

「東京新聞杯」



「きさらぎ賞」