「今昔科学語~こんじゃくかがくがたり~」
start 19:00 / ¥1,000-(1drink別)
出演 / B・カシワギ、アニワギはかせ。
ゲスト / アルミカン高橋
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③「面白い話の構造」 ぶっちょカシワギ
最終パートでは実験を取り入れ「面白い話の構造」を検証してゆきます。
前半で、「笑い=構造のズレ」ということが分かった。
では、具体的にどういうふうに構図がずれた時に笑いが起こるのか?大切なkeywordは「期待」「裏切」「共感」の3つだとぶっちょ氏は提唱します。
大きく分けて笑いの種類は「期待」「裏切」「共感」の三つ
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1.期待の笑い・・・こういうふうに言うんじゃないかな?・・・ほら言った! (ex.ドリフ)
2.裏切の笑い・・・こういうふうに言うんじゃないかな?・・・わあ!そうなんや! (ex.ハプニング、シュール)
3.共感の笑い・・・こういうふうに言うんじゃないかな?・・・ああ、わかるわかる! (ex.あるある系)
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ぶっちょ「この三要素で世の中のほとんどの笑いは構成されていると思うんですが、重要なのは、期待にせよ裏切りにしよ、非常に大事なものは「フリ」と「間」、っていうのを僕が言ってても説得力が無いので、今日はナオユキさんのネタを実際に聞いてもらって、実験してみようと思います!」
※ここからは実験スタート!!!!こちらはやはり解説ではなく実際に見て頂くほうが説得力ありますので是非ご覧下さい。時間も30分程度と短めでサクッと見れますヨ♪
→ライブ動画UST
同じ30秒くらいの音声を三つ聞き比べ。実際に会場で流し、来場者参加型でどの「フリ」が一番面白く感じた、最適な正解か」を検証してゆきます。
(一つは加工していない正解のもの/二つは加工して、「フリを変えたもの」)
「フリ」と「間」の重要性
ぶっちょ「フリっていうことの重要性っていうのは、言葉と言葉のあいだに時間があることで僕らは頭の中で状況を思い浮かべる時間があるんですよ。頭にできあがった想像上の状況(期待)と実際の言葉との間にズレが生じるフリがあって初めて期待と裏切りが作られる。そのフリをいかにして作るかっていうのが話術ではないかと」
はかせ「ヘタしたら10秒そこそこの違いですよ。そこに深みが生まれるっていうね。なるほど」
「フリ」についての実験のあとは、「間」について同じく三本立ての実験で検証。
ぶっちょ「こういう「間」とフリというのが、実際に期待や裏切りを生む重要な一個のファクターなんじゃないかという。とくにフリの長さが大事なんじゃないかなと。作り方という点では」
“フリ”とか“間”と言ってしまうと、芸人さんだけの専門分野なんかなあ・・・と勘違いしそうになりますが、これって実は実際の話術だとか、ブログだったら行間の開け方だったりとか日常生活にも色々役立たせれそうなお話なのですよ実は。
「北の国から」でクニエの話し方に味があるのんも「間」があるからやもんなあ・・・。あそこで矍鑠と喋られてしまうと情緒もへったくれもありゃしないという話で。
最後は、裏切りと期待と共感のパターンや笑いの因子や・・・つまりはこれからの芸人としての取り組み方について、ぶっちょ氏&はかせから高橋嬢へのアドバイス!
ぶっちょ「ナオユキさんはいらん言葉が無い。説明を少なくして言葉選びをしっかりするのが大切。いらん言葉を削って間をためることが大切と違いますかね?」
高橋「今日のは本当に勉強になっていろいろ活かせそうです!とくに最後のナオユキさんの話!自信を持ってがんばります」
はかせ「めっちゃ役立ってる。後はやるやけやな!芸としての完成度上げていこう!」
笑いと科学について含蓄あふれるトークはあっという間に終了。
普通なら難しくて敬遠しがちな「科学」という話題なのに、楽しく聴きやすく、笑いを交えて「理解させてくれる」のが流石の青春あるでひど兄弟。理系科目まるで駄目な私でも楽しませて頂きました!
このイベント、参加しているうちに、何か・・・賢くなれる気がする!!!!!
次回は3月10日!現代音楽プロデューサー安井あさと氏をお迎えして、テーマは「音楽VS科学」。日頃あなんとな~く楽しんでいる音楽を、どう理論武装に科学的に読み解いてくれるのか!? こうご期待!!!